華麗なる転職! で、もっとステップアップするために-転職美容師 Before After-
「転職でキャリアアップしたい」憧れのヘアサロンに転職したTさんの場合
在籍する大阪のヘアサロンの閉店を機に上京し、面貸しの美容師やさまざまなアルバイトを経て、憧れのヘアサロンに転職したTさん。転職したことで、雑誌や業界誌の撮影の仕事など、やりたかったことがほぼ実現できているそうです。
Tさんプロフィール
肩書き:トップスタイリスト
性別:女性
転職時期:25歳になるとき
転職先:大阪のヘアサロンから、都内の有名サロンへ転職
-転職のきっかけは?
直接の原因は在籍するサロンが閉店することになったことですが、それ以前から、オーナーから東京での業界誌の撮影などの話を聞いて、「私もやってみたい」という気持ちを強く持っていました。「業界誌や雑誌の撮影をしてみたい」と思っている自分と「安定して、楽しく働けることが一番」と思っているほかのスタッフとの気持ちのギャップは感じていました。
-現在のサロンの求人に応募しようと思ったきっかけは?
サロンが閉店したのを機に、「挑戦してみよう」と思い、転職先が決まっていないまま、とりあえず上京しました。転職までのつなぎとして、面貸しの美容師やさまざまなアルバイトをしつつ、お客さんとして、いろいろなサロンへ足を運びました。現在のサロンに行ったとき、雑誌を通して知っている美容師さんがたくさんいて「すごい!」と感激。
いろいろなジャンルの雑誌に載っているため、「自分の好きなジャンルの仕事ができる!」と思ったのも理由のひとつです。
-環境面でのBefore Afterを教えてください
給与:転職前のサロンはアシスタントでも基本給+歩合がありましたが、現在のサロンはアシスタントは基本給のみ。大阪と東京では家賃も違うため、転職した当初は生活するのがやっとでした。
福利厚生:とくに変わらず
休日:定休日と公休が2日ほど。ほぼ変わらず
サロンやスタッフの雰囲気:転職前は、練習に関して、「そこまでつらい思いをして頑張る必要はない」という雰囲気だった。転職後のサロンは、「ここまでやるのが当たり前」という雰囲気で、スタッフのモチベーションがとても高い。
やりがいに関して:前職も美容師としてやりがいはあったが、現在の方がやりたい仕事ができている。
-転職は成功しましたか?
撮影の仕事など、やりたいことはほぼ実現できているので、成功していると思います。
-転職が成功した秘訣は?
自分の強みやできること、長所、短所をノートにたくさん書き出して、しっかりと自分を見つめ直したこと。
-転職活動をする際に気をつけるべきことは?
一度、面接で落ちているのですが、そのときは、「ここに入りたい、すごい人たちの仕事ぶりを勉強したい」と自分のことしか考えていませんでした。そうではなく、自分の強みや自分ならではのできることなどをしっかりと見つめ直すことが重要だと思います。
今まで築いてきたキャリアを転職先でもそのまま引き継いだ形のKさん。転職して大幅にキャリアアップしたTさん。2人に共通しているのは、転職する際、ただぼんやりと転職したいと思うのではなく、自分の長所や短所、将来の目標などをしっかり見つめ直したということ。転職してキャリアを築きたいという夢への第一歩は、そこからスタートするのかもしれません。
(取材・文/QJナビ編集部)
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