原宿でKAWAII文化を発信中! Candye♡SyrupのオーナーIKUちゃんは敏腕経営者だった
東京の原宿。竹下通りを抜けた先にある原宿通りへ入ってすぐに位置するのが「Candye♡Syrup」(キャンディシロップ)。ここはカラフルでスウィート、まるでおとぎの国のような世界観が広がる美容室。こちらのサロンのオーナーを務めるのが、IKUちゃんです。スカートを履き、髪をピンクに染め、お店の世界観と同じようにカラフルでキュートなスタイル。パッと見は女性に見えますが、性別は男性です。そんなIKUちゃんの美容師人生を伺うため、お店を訪ねました。
原宿でお店を持つというキャリアプランを持っていたIKUちゃん
当日は早朝にもかかわらず、快く取材に応じてくれたIKUちゃん。何でもTV番組の『マツコ会議』でお店が紹介されてから、取材オファーが殺到しているんだとか。海外からも注目を浴びていて、イギリスの国営放送BBCも特集を組んだほど。
そんな大人気のIKUちゃんと初対面。まず印象に残ったのが、ソフトな声。男性とは思えないほど、柔らかいんですよね。だから接しやすい。物腰が柔らかですね、と伝えると「もともと女の子っぽい性格をなんです。でも恋愛対象は女性。彼女募集中なんです」と笑いながら話してくれた。
-IKUちゃんはなぜ美容師になろうと思ったのですか?
漠然と自分は美容師になるんだろうな〜と思っていました。小さい頃からスタイリング剤を使って髪をいじるのが好きで、自然な流れで美容の専門学校に入学し、美容師になっていましたね。
-美容師が「天職」なんですね。専門学校を卒業した後のキャリアは?
地元・広島にある美容室で働きはじめました。そこは上下関係が厳しいお店で、先輩がすごく怖かったのを覚えています。暴力を振るう人もいて、怖いな〜って。今の時代、さすがに暴力はなくなりましたが、僕がアシスタントをしていた18年前はそれが普通だったんです。僕はそれがイヤでイヤで。だから自分が先輩になったときは後輩を威嚇するような人にはならないぞって決めて、友達のような関係を築くようにしていました。
自分で言うのも変ですけど、器用な美容師で、1年でデビューできたんです。広島のサロンでは6年間働き、それから26歳で上京。僕、美容師になったときからずっと「原宿でお店を持ちたい、だから必ず東京へ行くんだ!」って胸に秘めていました。