人気サロンがイチオシする「美容師ブレイクスルー白書2021」。 第5回目は、元歌手志望で芸能人のヘアメイクも担当するAFLOAT RUVUAの山菅光明さん

 

年上に囲まれながらアシスタントの班長、リーダーとして奮闘

 

 

前の店舗ではスタイリストをしていましたが、AFLOAT RUVUAではまたゼロからのスタート。シャンプーから何から仕事の進め方が全く違うので、イチからやり直しました。アシスタント生活は3年半くらい。アシスタント時代が辛かったという話をよく聞きますが、僕は毎日充実していたし、辛いと思ったことがないんですよね。

 

インカムをつけてスタッフと連絡を取りながら、お客さまを差配する「班長」という役割があります。お客さまは多いときで1日に150人くらいくるから、差配を間違えるとうまく回らなくなるので緊張感がある仕事なんですよね。責任を感じつつも、たくさんのお客さまをおもてなしすることがすごく楽しかったですし、自然な気遣いを身につけることができました。お客さまを喜ばせることが好きなんですよね。

 

 

アシスタントリーダーをしていた時期は、年上の先輩を含めたアシスタントをまとめる経験をしました。相手が誰であれ、リーダーとして言うべきことは言わなくてはいけない。年上であっても忖度することはできません。そのせいで年上の先輩とちょっとギクシャクしたこともあったかもしれないけど、いい経験をさせてもらえたと思っています。

 

親友のアーティストのヘアメイクをしたことが人生の転機に

 

 

自分の中で転機だったなと思うのはデビュー直前の出来事です。僕の幼馴染に、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人くんがいます。実は僕も歌手を目指していた時期があり、今も仲がいいんですよ。

 

デビュー前のある日、吉野くんと一緒にご飯を食べにいき「3日後に撮影の仕事があるんだけど、ヘアメイクやってくれない?」と軽い感じでお願いされたんですよね。しかも、誰もが知る『ViVi』(講談社)です。急すぎて驚きましたけど、めちゃくちゃ嬉しかったんですよね。

 

当時の代表にお願いして、撮影の日は特別に休ませてもらい、ヘアメイクに専念できるようにしてもらいました。アシスタントがヘアメイクのために休むなんて前代未聞だったと思います。

 

女性のヘアメイクならまだしも、男性のヘアメイクは全くやったことがなかったので、当日まで必死に練習したことも忘れられません。映画の主演に絡んだ企画だったので、撮影当日は、1日に5件くらいの撮影が入っていて忙しかったし、とにかく必死でした。この経験のおかげで、デビュー前に雑誌に名前を載せてもらえたし、吉野北人のおかげもあってファンの皆さんにも認知してもらえたんです。

 

InstagramとTikTokの集客力でデビュー初月から100万円超え

 

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