人気サロンがイチオシする「美容師ブレイクスルー白書2020」。 第5回目は、ポジティブパワー全開で周りの人たちも元気にしてしまうABBEY2の店長、久保 梨沙さん
美容師は365日、24時間ずっと楽しい!
Q.美容師として大切にしていることを教えてください!
A.「笑顔!」
中村からいつも「久保さんにお客さまがいるのは、ただ笑っているから(笑)」って言われています。それ以外で褒められたことはほとんどないですから。いつも笑顔なのは事実で、仕事で悩むこともまずないし、もし落ち込んでも、みんなと話していればすぐに元気になります。
もともと私は、人と関わることが好きだし、楽しいんですよ。生まれつきの性格が、美容師に向いていたのかもしれないです。だから反対に、誰とも話さず、黙々と何か一人でやれって言われたらつらいかもしれないですけど。
私が思うに、美容師って嫌なことが一つもない仕事なんですよ。たとえば、お医者さんだったら余命宣告だったりとか、辛い仕事もあるかもしれませんよね。でも、美容師はずっと楽しい話をして、好きなことをして、1日が終わる。この仕事を選んで、本当によかったと思っています。
2019年は理想の美容師に近づくことができた1年
Q.2019年はどんな年でしたか?
A.「楽しすぎましたね、2019年(笑)」
この取材のお話をいただいたとき、私に何か話せることはあるのかな? って最初思ったんです。カットとかカラーとかそういうテーマでお話しできることはあまりないので。もちろん技術は好きだし、こだわりもありますよ。でも、それで特集されるのはちょっと違うような気がしていて。
ただ一つ、今日お話ししたいなと思ったのは、楽しく10年間美容師をして、去年やっと理想の美容師像に手が届きそうだと感じたことですね。夢と現実の差がなくなってきたのが2019年でした。
たとえば、私は旅行が好きなのですが、今は行きたいときにパッと飛んでいける。両親を旅行に連れて行きたいと思ったら、それもできますし。実家のある福岡にも、すぐに帰ることができます。仕事も楽しいし、好きなときに好きなところに行けるし、美容師は最高ですね(笑)。
私の専門学校時代からの夢は「美容師の仕事を、仕事と思えないくらい楽しくする」です。これは美容室を経営している父親の影響も大きいんですよ。ずっと楽しそうに働く背中を見てきましたから。その姿に近づいてきたかな?って実感できたのが去年でした。