目指すは“シロウト芸能人”! 美容師の芸能人化で美容師を憧れの職業にしたい「美容師ブレイクスルー白書2020」。第2回Beleza/内藤流成さん
「2020年の顔はこの人で間違いない!」
2020年、美容業界を賑わすであろう、いま大活躍中の美容師に、QJナビDAILYがいちはやくスポットを当て、今後の目標などを聞く「美容師ブレイクスルー白書2020」。
2019年の年末に取材を行ったのはBeleza shibuyaのマネージャーを務める内藤流成さん。同じ年の6月に行った『倍速人生』の取材では、若干22歳で結果を出し続ける内藤さん流人生論を伺いましたが、それから半年たった今、彼は何を考えているのでしょうか?
美容業界全体の底上げが美容師を憧れの職業にする
Q. 2019年を振り返って、ハイライトは何ですか?
A Instagramへの投稿を通して時代を変えられたこと
2019年の自分に見出しをつけるとしたらいくつかあるのですが、まずはInstagramで大きな一つの流れを作れたこと、次にロンドンのサスーンアカデミーへの留学です。
1つ目のInstagramというのは僕がブレイクするきっかけになったツールでもあるし、SNSを通して若手が個人ブランディングを確立したり美容専門学校を卒業した途端にフリーランスになる人が出てきたりと、言いすぎかもしれませんが時代を変えられたんじゃないかと思っています。セミナーなどの交流の場では、同世代から「勇気づけられた」という言葉をもらうことも多くて、若い世代が自信をもって発信できるようになった実感があります。
以前から僕は美容師を若者にとって夢のある、憧れの職業にしたいという思いで発信してきましたが、今考えているのは美容師が「シロウト芸能人」になることです。今年は有名な美容師さんがメディアでもたびたび取り上げられましたが、もっとメディアへの露出を増やして美容師という職業をアピールしていきたい。そのためには、美容師自身が前面に出ていき、芸能人化するのが良いんじゃないかと考えているんです。美容師って、実際にコンタクトが取れる身近な存在だし、美容師と芸能人というのは親和性があるんじゃないでしょうか。
前面に出るという意味では、セミナーもそうですが、技術を隠す時代は終わったと思っているんです。僕もいろいろなセミナーに呼んでいただいていますが、自分が伝えられることは包み隠さず伝えるようにしています。そうして全体の技術を底上げすることが美容業界の今後の成功につながると思うし、給与の底上げにもなる、そして若者が憧れる夢のある職業になると思うんです。