美容師が総合格闘技に参戦!試合時間1分の超短期決戦「BREAKING DOWN」のリングに上がった河神誠一郎の覚悟と人生戦略

 

1分1ラウンドの超短期戦BreakingDownなら勝てる!と思ったが…

 

 

「BreakingDown」は、総合格闘家であり実業家である朝倉未来さんがスペシャルアドバイザーを務めた格闘技イベントです。3分3ラウンドの試合ではなく、「1分1ラウンド」の異種格闘技。1分という超短期決戦ならアマチュアの僕にも勝機はあるし、試合にも備えられる。出場に迷いはなかったですね。

 

成り上がりたいアマチュア格闘家や、腕っぷしに自信があるYouTuberなど300人超の応募が集まり、数十倍の倍率を突破して、77kg以下のウェルター級で出場が決まりました。

 

 

たとえ誰が相手であっても、試合前は自分が勝つイメージしかなかった。対戦相手は柔道を得意とするオメガ(ゆとりすたいる)さん。試合当日は、立ち技で1分間、ひたすらパンチとキックのラッシュを喰らわせれば、立っていられる相手はいないだろうと…。しかしいざ試合が始まってみると、柔道の選手を相手に、僕の得意とする立ち技の打撃戦に持ち込むことができず不完全燃焼。そして判定負け…!

 

自分の持ち味を出せずにめちゃくちゃ悔しかったですし、キックボクシングだけじゃなく、総合格闘技を学んで寝技でも戦えるようになりたいと思いました。今回のような総合格闘技の場合、僕のようなキックやパンチが中心の立ち技系と、柔道のような寝技系など様々なジャンルの格闘家が入り乱れて試合が展開されます。そのせいか判定で勝負が決まる試合が多かったようですね。

 

 

「次、顔にアザあったらクビな?」と言われたことも

 

美容師になって東京で頂点を極めたいと思ってやってきたのに、キックボクシングを続けてるのってなんか矛盾してない?と思う人もいるかもしれないですね。しかも、日本って一つのことを突き詰めることを美徳とする風潮があるし、美容業界もそんな感じですよね。

 

 

実際、最初のサロンに入社した時も「美容師になるならキックボクシングは当然やめるよね?」と言われました。「いや、辞めません」と言い切ったところを幹部が見ていて、「骨があるヤツ」と思われて、採用されたと聞きました。やはり「美容に専念すべき」という価値観が大半だと思います。アシスタントだと「美容師でも半人前なのに…」などと言われます。

 

顔に殴られたアザをつけて出社して「次同じことやったらクビな?」と言われたこともありました。でも、そんなことくらいじゃ僕は辞めない。自分の人生を他人の言葉で左右されるなんて絶対にあり得ないです。

 

当時はとにかく早くスタイリストデビューしたいという思いで、必死で練習に励んでいました。それに加えて格闘技も命がけです。もちろん今も、美容師としてもの凄い熱量でサロンワークを行い、一切の妥協なくやってるわけです。技術もSNSの発信も圧倒的に努力していますし、続けてきたからこそ結果も出ています。どこまでギリギリまで自分を追い詰めてやれるか、という話です。

 

 

キックボクシングをやってきたから、美容師の自分がある

 

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