美容師が総合格闘技に参戦!試合時間1分の超短期決戦「BREAKING DOWN」のリングに上がった河神誠一郎の覚悟と人生戦略

 

 

K-1、RIZEN、RISE、ONEなど年々進化する格闘技の世界。新競技として1分間1ラウンドの超短期決戦BREAKING DOWNが今年7月に開催され、なんと美容師の河神誠一郎(かわかみせいいちろう)さんが、ウェルター級選手としてリングに上がったのです。河神さんと言えば、大人キレイな3Dハイライトをインスタで発信し、9万人のフォロワーを持つ美容界のトッププレイヤー。格闘技への真剣な思い、美容師としての覚悟、河神さんのスポーツマンシップを熱く語ってくれました。

 


 

天才・内村の背中を見続けてきた器械体操選手時代

 

 

小学校から高校まで器械体操一本の人生でした。器械体操の内村航平選手と同い年ということもあり、その天才っぷりをずっと見せつけられてきたんです。ですが、まさかの予選落ち…! 内村選手の努力と成長の過程も側から見てきたから、めちゃめちゃ感情移入しましたね。自分の引き際のことまで含めて、いろいろと考えさせられました。

 

体操の世界で僕は地元の北海道では有力選手でしたが、内村さんのように頂点を極めることができなかった。だからこそ、次に何をするにしても頂点に立ちたいと思ったんです。山野美容専門学校の体験入学で「君、センスあるね」と言われて進学を決め、美容の世界で頂点を目指すと決めました。ただ、体操で鍛えた体がなまるのは嫌だし、体つき的にも格闘技に向いているかもと思い、キックボクシングをはじめたんですよ。

 

 

キックボクシングで打撃を喰らいすぎると、体や脳にダメージが蓄積するので早くリタイヤする人が多い。それほど激しくて過酷なスポーツなんです。33歳の今まで、美容師と両立してやってこられたのは、僕はキックボクシングが得意だから。自分でいうのもなんですが、スパーリングでプロのライセンスを持っている人を圧倒することもあるんですよ。

 

キックボクシングのプロのライセンスを取ろうと思えば、取れます。でも、僕は美容のプロだと自負しています。中途半端にプロライセンスを取るのは、プロの選手にも美容師にも失礼だと思うから、これからも取るつもりはありません。

 

 

1分1ラウンドの超短期戦BreakingDownなら勝てる!と思ったが…

 

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