サロンにくるすべてのお客さまを私のファンに! —ZACC 柄澤はるかさんの「このサロンで働く理由」—
代表について回ったアシスタント時代
入社した私を待っていたのは、代表である高橋のアシスタントという仕事でした。シャンプーマンの頃からつかせてもらい、デビューまでずっと高橋のもとにいたアシスタントの3年間は、常にバージョンアップしていたという感じでしょうか。高橋にはたくさんお客さまがいるので、常に頭も心もフル稼働。それはありがたい環境でしたが、同時に厳しい環境でもありました。
高橋の出張や打ち合わせにもついて行っていたため、同期たちとレッスンの進み具合が違ってしまうんです。でもそれが意味のあるデビューにつながるならば、という思いがあり止められませんでした。高橋の専属アシスタントとレッスンの両立は大変でしたが、同期の子たちの助け、そして高橋もたくさん背中を押してくれたので、無事に乗り切ることができたと思っています。
「あの子いいよね」と言ってもらうことが目標でした
アシスタントの頃からずっと心がけていたのは、自分のファンを増やそうということです。ファンといってもSNSのフォロワー数がたくさんいるとか、メディアに出て有名になるとか、そういうことではありません。私にとってのファンとは、私の顔を覚えてくれて「あの子いいよね」と言ってくださるお客さまのこと。
月に1回や2カ月に1回の来店で、お客さまに担当スタイリスト以外のスタッフの顔を覚えていただくのって、実はけっこう難しいんです。入社直後はとにかく高橋のお客さま全員に、顔を覚えていただくということだけを心がけてやっていました。
高橋のお客さまは長く通ってくださっている方が多いので、これまでにたくさんのアシスタントを見てきています。その中で「あの子いいよね」と言っていただけるようになれたら、スタイリストになったときも大丈夫。そういうふうに感じていました。