就活で全滅した美容師が話す。不採用も不安も劣等感も、ぜんぶ成長のきっかけだった—MAGNOLiA SHINさんの働く理由
認められるためにコンテストに挑戦!
スタイリストデビュー後はゆるやかではありますが、順調に数字を伸ばしていけました。でも僕の中では、「MARBOHに認められていない」という感覚がずっとつきまとっていたんです。
特に何か言われたり、何かあったりしたわけではないのですが、なんとなくの雰囲気でそう感じていました。納得してもらえるほどの結果を出せていなかったのもあるし、自分の頑張りを見せたり、伝えたりもしていなかったので当然なのですが、そのことがずっと心に引っかかっていました。
そんなころに先輩が参加していたフォトコンテストに、僕も挑戦してみることに。作品撮りはデビュー直前にはじめたくらいでまだまだ初心者。でも初めて応募した「ミルボン×Sweet連動企画 ヘアスタイルフォトコンテスト」でありがたく特別賞をもらい、その翌年にはグランプリに。
日々挑戦していること、そして外部に認められたことで、MARBOHの僕を見る目が変わったような気がしました。
フリーのお客さまを振ってもらえる機会も増えました。もしかしたらただ単に自分に自信がついて、こちらの捉え方が変わっただけかもしれません。でもこれらおコンテストがその後さまざまなチャンスをもらえるようになる、ターニングポイントだったと感じています。
自分を変える。変わった自分を、相手に伝える。
こうやって振り返ると僕はいつも何かの課題に引っかかって、もがいて、その結果伸びるきっかけを得てきました。
挑戦することも大事だし、挑戦していることを人に伝えるのも大事。自分が変われば周りの人も、数字もついてくるというのを、これらの経験で身にしみて実感しました。
それがわかってからはお客さまにも僕の美容師としての想いや、姿勢を伝えるように意識してきました。僕は紹介のお客さまが多くて、そのおかげで顧客数を伸ばせています。紹介していただけている理由の一端は、そういうことをちゃんと「伝えている」という部分にあるのかもしれません。