美容師こそ天職。トレンドの発信者として、マルチなチャネルで活躍したい -BRIDGE並木一樹さんの働く理由
次世代のサロンリーダーを期待される若手スタイリストに聞く「このサロンで働く理由」シリーズ。今回は、「BRIDGE」の副店長、並木一樹(なみきかずき)さんを訪ねました。
人気サロン「BRIDGE」の副店長として日々サロンワークで活躍する傍ら、メンズファッション誌にモデルとして登場したり、YouTubeに動画を投稿したりと、さまざまな顔を持つ並木さん。マルチな才能を発揮する並木さんが、「美容師が天職だ」と感じる理由とは?
学生時代のモデル体験をきっかけに、夢がエンジニアから美容師に
僕はもともと美容師になろうと思っていたわけじゃないんです。手先が器用だったこともあり、「ロボットを作りたい」と思っていました。そこで、エンジニアになるために中学を卒業してすぐに航空高専に入学しました。
バリバリの理系だった僕が美容に興味を持ちはじめたのは、高専に通って2、3年経ったくらいのとき。「CHOKi CHOKi」のヘアモデルにスカウトされたんです。もともとファッションは好きだったのですが、ヘアスナップのモデルをすることで美容師さんと接する機会が多くなり、さらにファッションやヘア、カルチャーへの興味が深まりました。それで、高専を卒業後、美容専門学校に入り直したんです。
航空高専は5年制だったので、普通に美容専門学校に入学した人よりも2歳年上。「2年くらいの寄り道はどうってことない」と思いつつも「年下には負けたくない!」という気持ちは強かったですね。
髪の展開図を考えながらカットするのは、論理的で理系の発想に近いので、割と成績はよかったと思います。エンジニアと美容師ってかけ離れているようで、以外と近い職業なのかもしれません。
>BRIDGEというサロンでの経験。多彩に活躍する先輩たちの影響を受けて。