びよう道 特別編 vol.11 ACQUA綾小路竹千代さん 〜「今日から一生担当します」という気持ちで、生涯を通じて寄り添い続ける〜

 

こんな親父(おやじ)に取材ありがとうございます。

 

この美容業界にたずさわって42年、その中で僕の学んだこと、若い方へ伝えたいことを話させていただきます。

 

僕も若い時は大変だな〜と思う時はありましたよ! それはお腹が減ったとか休みたい、もっと寝ていたい、稼ぎたい。何よりやめるか、やめよう、そうしよう。「ん」。じゃあどうする、どうなる、こうなるか? そんなところです。この大変さがいつまで続くのか?と思ったこともありますが、ある時「そうか」この大変さを本に書けるぐらい楽しんで頑張ってみよう!今ある環境や時代に合わせて自分自身が変化して大きく変われるチャンスにしようと思い始めました。

 

美容学校を卒業して美容室で働くのは初めてのことばかりで大変に感じることが多いと思います。学生だった昨日までのお金を払って教えてもらうところから、仕事をしてお金を頂き、自分から学んでいく。たとえ最初はシャンプーすらできなくても他に何かできることを考えて行動する。そこにいる限りプロフェッショナルとしての自覚を持って現場に立つことが始まります。君たちはこの業界の未来の宝です!

 

教育と学習について

 

 

教える事は、いかに簡単にマニュアル化し誰でも解るよう伝えるか。「学ぶ」とは頭で仕組みを理解し、それを行動に移して頭で答えを考える。「習う」とは何度も繰り返して体に覚えさせる。人それぞれの物覚えのペースがあり、100回でできる人、300回でできる人、答えはそれぞれですが、1000回やればできたのに999回でやめてしまえば最初からやらないのと同じです。要は目標を設定したら何があってもそれを達成する。だらだら1時間ワインディングの練習を続けるよりも、1分でロッドを5本巻いて終わっても良いし、それに自分の気持ちが入っていることが大切です。育てるときは、まさにサロン環境内で育てていくわけですが、元々本人の持っている本質や才能、思考や性格を考えながら、時に厳しく、時に優しく育て、大切なのは愛情を持っていなければいけないと思います。

 

>臨機応変

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