SHEA坂狩トモタカさんのびよう道 ~美容師の未来は、今どこに投資するかで決まる!お客さまが20年通い続ける美容師になるには

自分の成長が止まったら、お客さまは来なくなる

 

 

僕は新規のお客さまが月に20人以上入ったことなんて、一度あるかないかです。先ほども言ったように、10人の新規がいれば、数字は確実に上がるとずっと思っていました。もし上がらなかったら、単純に自分が下手だったということ。 10人いたら、そのうち3人がリピートするだけで、予約は自然に埋まっていく。10人中10人が戻ってきてくれたこともあります。

 

でも、そこから先は「どうやって3回目に繋げるか」が勝負。ただ満足させただけではダメなんですよね。自分自身が常にアップデートし続けなくちゃならない。成長が止まると、お客さまも離れていくんですよ。だから、ケミカルの知識を深めるためにセミナーを受けたり、パーマ技術をさらに磨いたりしました。デザインの幅を広げるために、女性像をもっと理解しようと勉強したり、資生堂のメイクアップスクール「SABFA」に通ってメイクも習得しました。

 

「お客さまが減るのも、売上が伸びないのも、自分が思い描く場所にたどり着けないのも、全部自分の責任」  

 

そう思っていたからこそ、ただ嘆くんじゃなくて、どうしたらもっと成長できるかを常に考え続けていました。20代の頃は、収入が増えても「全部学びに使う」というスタンスでしたね。

 

 

メイクを学ぶとサロンワークでも話題が増え、パーマの技術を深めると、お客さまにも自然と提案できる。そうやって学びがすぐに仕事に活かされていく感覚がありました。 学びっぱなしはもったいない。だから、どんなことでも「絶対に回収する」という意識で取り組んでいました。

 

 パーマの薬剤のミックスを研究して、「これはいける」と確信したら、セミナーを開くことでそれを発信する。最初は年間6本くらいだったセミナーが、最終的には年間50本まで増えました。学んだことを次のステップにつなげていくことが、自分をアップデートする方法だったんですよね。これが、長く美容師を続けるための一番の秘訣なんじゃないかなと思います。

 

>時代が変わっても変わらない、仕事の本質がある

 

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