〜どんな小さな仕事にも魂を込める。絶対に見てくれている人がいるから。カリスマ美容師でママ美容師サトーマリの今〜 siikaNIKAIのサトーマリさんのびよう道

毎晩ウィッグでショート・ミディアム・ロングを切っていた

 

 

スタイリストデビューしたばかりのころは、毎晩ウィッグでショート、ミディアム、ロングのスタイルをつくって、次の日の朝に先輩に見てもらっていました。それを何ヵ月も毎日続けていくと、目が肥えてくるんですよね。

 

ヘアカタログなどを見ても、上手い人とそうでもない人の違いがわかってくる。自分が目指したい方向性や好きな作品なども見えてくるんです。自分のスタイルが確立されていきました。

 

撮影の仕事がたくさんあるお店だったので、撮影にも携わらせてもらいました。初めはメンズ雑誌が中心で「CHOKi CHOKi」が最初でしたね。やがてレディースの「Zipper」をやらせてもらい、そこから「ViVi(ヴィヴィ)」や「ar(アール)」の仕事をいただけるようになりました。

 

 

そのころは、仕事の依頼は紹介しかなかったので、いただいた仕事でどこまで存在感を発揮するかが勝負だったんですよね。なので、どんな小さな仕事も一生懸命やっていました。なぜなら、どんな仕事も必ず見てくれている人がいるから。その積み重ねで、チャンスが巡ってくるものなんですよ。

 

20代の頃は、ビビッドなカラーの髪で、前髪もかなり切り込んでいるようなスタイルが好きでした。似合わせとかはあんまり考えてなくて、私がつくるスタイルを求める人がサロンにきてくださるという感じでした。

 

なので、どこかに私のことが掲載されると、それを見たお客さまがたくさんくるんですけれど、あるときパタっと来なくなる。名前だけが一人歩きして、苦しんだ時期もありました。

 

 

>最先端の美容師ともてはやされても心は満たされなかった

 

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