JENO 堀江 昌樹さんのびよう道 〜「環境」や「機会」は与えられるものではない。自ら動き、生み出すもの。〜
ごまかしがきかないリアルデザインを追求し続ける
僕はまだ自分が一人前だと思っていません。というか一人前かどうかを決めるのはお客さまであり、スタッフであり、編集の方だったりするから。だから、自分がどう思うかではなく、周りがどう評価しているかが重要だと考えています。
他者からの評価という点で、一つの成果として残せたなと思うのは「2016 THA リアルデザイン部門グランプリ」「2016 THA クリエイティブ部門準グランプリ」を同時に獲得できたときです。まぐれだと思う気持ちもあったのですが、そこからさらに追求を重ねて「2019 THA リアルデザイン部門グランプリ」を獲得したことが自信になりました。また、同じ年に「PREPPYリアルトレンド大賞2019グランプリ」もいただいています。
リアルデザイン部門は、文字通りリアルなデザインのコンテストだったので、自分の強みを再確認するきっかけになりました。リアルなデザインはごまかしがききません。だから面白い。これからもリアルデザインを追求していきたいと思っています。
ありがたいことに、コンテスト関係では審査される側から審査をする側になりました。それでも僕は、主要なコンテストに関しては審査される側として作品を出し続けるつもりです。ずっとやり続ける背中をスタッフに見せることも大事だし、コンテストに挑戦するスタッフをサポートしたいと思っています。
そのためにも僕は「あの人のつくるデザインはかわいくてオシャレだよね」と言ってもらえるように、いつも自分を成長させていきたいと思います。何より僕はデザインをすることが好きだし、それが年々加速しています。この感覚を大切に生きていきたいです。
- プロフィール
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JENO
代表／堀江 昌樹（ほりえ まさき）
ル・トーア東亜美容専門学校を卒業後、apishに入社。「apish jeno」の店長を経て、全店統括のクリエイティブディレクターに就任。2017年2月に「JENO」をオープン。ナチュラルヘアをベースに幅のあるデザイン力で雑誌、セミナー、ヘアショーなどマルチに活動。有名コンテストでの受賞歴多数。
（文／外山 武史 撮影／菊池麻美）
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