朝日光輝(air/TIMELESS)が語る、美容師人生ビフォアアフター【後編】

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カリスマ美容師はどのように人生を振り返り、現在は何を見つめているのか。

airのプロデューサーとして美容業界のトップを走りながら、2013年5月には自身のプライベートサロン「TIMELESS」をオープンさせた朝日光輝さんの一美容師時代からカリスマ美容師となり、念願の独立までを連日特集しています。

 

後編となる今回は、airという大型サロンから自身のプライベートサロンをオープンするまでの経緯や、その心境の変化について伺います。

 

>前半はこちらから

 


 

TIMELESSは自分の体を張ったメッセージ

 

−TIMELESSを構えるまでの経緯はどのようなものでしたか?

 

「いつか自分のサロンを構えたい」という夢もあったし、airも発展する上ではトップが居座らないよう世代交代が必要で、僕の枠を少し空けたいなと思いました。そして美容に対しての思いや価値を、自分が体現して働く姿を見せて「シャンプーもカラーもパーマも全て大事なこと。誇りを持ってやりなさい」というメッセージをairのスタッフに伝えたかったんです。

 

TIMELESSにはどういった価値観が投影されているのでしょうか?

 

“朝日家”ですね(笑)。女性の方に好かれるテイストというより、自分の好きな世界観を反映させた男臭さというか。よくも悪くも大型サロンって連帯感や一体感が必要なんですが、個の好みや趣味はもっと高めていいものだと思っています。我が家のような空間を大切にしているんです。

 

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−お客さまとのやりとりのなかで、大切にしている信念はありますか?

 

常連のお客さまがいい意味で「変わらないね」と言ってくださることが多いので、変わらないでいることですね。お客さまも僕の頑固なところや性格を理解してくれていて、僕もお客さまのことをわかっているので、特に無理もしないし、お世辞も言わないし、心地いい関係なんですよね。新規のお客さまを取っていないのは、新規のお付き合いが決して嫌なわけではなく、長く付き合ってきた家族のようなお客さまと一緒に年を取っていくのが、美容師の自分にとっての喜びなんです。

 

>独立してみて初めてわかったこと

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