-オーストラリアワーホリ美容師Banaが明かす- オーストラリアで美容師が成功するための5つのこと
日本での美容師生活後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ渡った美容師Banaさん。試行錯誤しながらのオーストラリア美容師生活で体感した、オーストラリアで美容師が成功するために必要な5つのことを教えていただきました!
ワーキングホリデーという制度で海外で美容師をしてみたい。
28歳の時に日本を飛び出した僕は語学留学を経て、オーストラリアへきました。いつからか思い描いていた海外の美容室で、さまざまな人種のお客さまを担当してみたいという夢を実現するため。
ビザは、年齢制限以下なら簡単に取得できて働く事が可能な『ワーキングホリデーVISA』を使っての単身の渡豪でした。もちろんコネはなし、語学力も乏しいままの海外。
実際に働いて感じてみた海外での美容師生活の難しさや楽しさ。できる限りをお伝えして、海外での美容師生活に興味がある人のキッカケになればと、知ってほしい5つのポイントをご紹介します。
英語が話せないとステップアップできない。
街には英語以外にも世界各国の言語が飛び交う世界の縮図のオーストラリアですが、もちろん公用語は英語です。
仕事を探すにも、家を探すにも、全てに英語が必要。
もちろん、日本語WEBサイトから情報を得れば『日本語だけ』で生活できますが、そこで得れるものは日本の生活と変わりないのでここでは割愛させて頂きます。
3ヶ月語学留学したものの、初期の英語力はエレベーターの中で『何階に行くの?』と聞かれて自信満々に『日本からきたよ!』と答えるレベル。
その英語力でゲットできた、職場の美容室の同僚は韓国人、マレーシア人、レバノン人でした。
それでも生活しているうちに英語にも慣れ、1年かけて同僚全員がオーストラリア人(しかも全員女性!)の職場にステップアップしていけました。
言葉が話せないなら、技術!でも、、、
もちろん英語力で劣る事は覚悟の上でした。でも、僕には技術がある。日本の美容技術は世界屈指だ!! なんて聞いたこともあったので楽観的でした。
ところが、現実は違いました。
男性の髪型はbarberブーム真っ只中で、襟足とサイドは刈り上げです。
さっそくハサミで刈り上げようとすると『え?No1でお願い。』と言うお客さま。
そう、No1とはバリカンのアタッチメントの事です(3mm)。
刈り上げはハサミだ! との教えを受けていた僕は、バリカンすら握った事がありませんでした。そこから見よう見まねで、実践練習したのは言うまでもありません。
女性なら大丈夫! と、気を取り直して意気込んだものの、ワンレンロングの金髪美女からのオーダーは『ブラシで巻き髪にして。』でした。
オーストラリアではツイストブローといってブラシ一本であらゆる巻き髪に対応します。(コテを使うのを嫌がる人も多くあまり使わない。)
カラーに関しても、チャートの見方もわからない上に、オキシは12%まであるしブリーチだって4種類あります。
初期の僕は分かる事の方が少ない状態でした。
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