27歳で美容の総合ビルを経営することが夢! 「倍速人生」第2回OCEAN TOKYO鎌形諒(かまがたりょう)さん
近年、学生時代から精力的に活動を行い、超スピードでキャリアを積む若手美容師さんが増えてきています。今回は、OCEAN TOKYOのトップスタイリスト、鎌形諒(かまがた りょう)さんの登場です。鎌形さんは、OCEAN TOKYO史上最速の2年でスタイリストデビューを果たし、23歳の現在ですでにマネージャーとしても活躍されています。そんな鎌形さんに、若くして結果を出すにはどうすればいいのか、キャリアを積む方法を伺いました。
学校もサボりがちだった中学・高校時代、美容師になると決めて気持ちが切り替わった
――鎌形さんが、美容師になろうと思ったきっかけはなんですか?
きっかけは中学生のときですね。生まれて初めて美容室に行ったんですけど、そのときに美容師になろうと決めました。というのも、その美容室のお客さんが美容師さんに「いつもありがとうね」と言ってるのを見て、単純に素晴らしいなと思ったんです。お金をもらって技術を提供しているのは美容師なのに、「ありがとう」って直接言われる仕事ってなかなかない。これになろう! と決めました。
僕はもともと真面目なタイプではなかったので、学校自体あまり真面目に行ってなかったんですよ。家庭の事情で卒業後は就職しなくてはいけない決まりだったのですが「どうしても美容師ならせてくれ」と親に頼みました。
なんとか説得をして美容師になることは許されたのですが、美容師として必ず有名になりたいという想いがありながら当時地元で担当してもらっていた美容師さんに、自分の将来像や理想の美容師像を話したら「君みたいな子は絶対に東京で勝負した方がいい」と言われて、人生の視野が広がりました。
両親には「なにがあっても必ず有名になるから東京に行かせてくれ」と説得をして成功するまで逃げ帰ってこないことを条件に東京の美容学校に進学することになりました。そんな経緯で上京したので、この時に「なにがあっても諦めないで、有名な美容師になろう」と気持ちが切り替わりましたね。
――美容専門学校時代はどのように過ごしたのでしょう?
学生時代は、人一倍誰よりも深く物事を考える、学生生活を送っていました。
とにかく無駄な時間を過ごしたくなかったので一回の授業で得られるものを全て得ようと、「なぜこうなるんだろう?」「そのためにはどうすればいいんだろう?」と、深く考え、行動する癖がついていましたね。
人にできて自分にできないわけがないと思っていたので「なぜ?」を追求して出来ないわけを常に研究していました。
なので、実技に関しては常に成績上位でいる事が出来ましたね。