【ALT森田正浩】ハイトーンスペシャリストで経営者。次に狙うのは海外進出!? 独学で磨いた技術、日本人ならではのブロンドアプローチ

 

新店舗立ち上げに参加。4年後に渋谷で『ALT』をオープン

当時25歳で、スタイリスト経験無しでしたが、スタイリストとしてオープニングメンバーに参加しました。不安は全然なかったです。渋谷にある新店舗は、料金設定がリーズナブルだったこともあって、瞬く間に客足が絶えない人気店へと飛躍していきました。同僚として働くスタイリストの面々も、それぞれが個性的で、自分の売りを持っている人ばかりでしたね。新しいカラー技術をお互いが共有しながら、たくさんの刺激を受け、僕自身のブランディングが定着していったと思います。

 

 

その後、前職の仲間など5人で渋谷に『ALT』をオープンしました。ちょうど友人の磯田くん(siki代表)も同じタイミングで独立を考えていたので、同じフロアで『siki』も同時オープンという形になって。sikiは数年で拡張移転し、ALTだけになって今に至ります。

 

ここは渋谷ですけど、閑静なエリアなのですごく気に入っています。窓が大きくて開放感もありますし、夕日がすごく綺麗に見えるのでお客さまにも楽しんでいただいていますね。この立地は、渋谷駅から近い場所にあるのですが、改札出口を一つ間違えたらたどり着くのが難しくて(苦笑)。オープン当初は、新規客が多くて、道中迷子になったお客さまから問い合わせが入ることも多かったです。今はリピート顧客中心なので、そういった連絡もなくなりました。

 

 

現在のスタッフはスタイリスト4人、アシスタント1人です。これだけの広さの中、ゆとりのあるサロンワークができていますし、スタッフそれぞれが主力メニューを持っています。デザインカラーを追求したいスタッフには自分が教えることもありますが、何に特化してやるかの選択はスタッフに一任しています。韓国風ヘア、メンズパーマなど自由に取り組んでいますね。今後スタイリストデビューするスタッフのためにも、新規集客力はもう少し強めたいなと思っています。

 

 

ALTの運営する立場となって7年目を迎え、自分自身も紆余曲折がありました。以前は気にならなかったことが、自分の経験値があがることで、見えてきたりも。最近はお店の”美”の基準の底上げをしたくて、見えない場所の掃除の大切さをスタッフにしつこく伝えています。例えばシャンプー台の側面の汚れとか、シンクの中、ワゴンの中とか。綺麗で不快になる人はいないですし、それなら綺麗にすべきじゃない?と思うんですよ。お客さまには綺麗な空間にいてほしいですからね。上手い人は、みんな綺麗な仕事をしますし、綺麗な仕事を習慣として根付かせたいと思っています。

 

 

コロナ前は中国で講師活動も。今後は海外での活動を本格化

 

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