ALBUMのトップ美容師が語るスター美容師の育て方〜NOBU×金内柊真・佐々木未歩編〜

サロンワークでもお酒の席でも人に興味を持ち、知ることが成長につながる

 

 

ーーNOBUさんチームでアシスタントとして働いていた間に想い出深い出来事はありましたか?

 

金内:僕は2017年に入社してからトータルで2年半くらいNOBUさんについていたのですが、たしかに1年が5年分はあるんじゃないかという密度でしたね(笑)。

なので、濃密だったからこそこれという一つのエピソードがあるというよりは、サロンワークや外部仕事など一つひとつが思い出かもしれません。

それこそ、僕も(佐々木)未歩ちゃんも最初は営業中は怖くて話しかけられないんですけど、飲みに連れていってもらったりする中でNOBUさんの性格や人間性を学ぶんですよ。NOBUさんを知っていくと、自分の中の印象も「怖い人」からどんどん変わっていって、仕事中もうまくコミュニケーションを取れるようになったのが思い出深いです。

 

NOBU:あとは、お客さまを挟んでのコミュニケーションというのもあるよね。例えば、20年来のお客さまとかは「昔、NOBUさんってこうだったんだよ」とか「NOBUさんてすぐ怒るよね〜」とか話してくれるじゃないですか。

それを聞いて「昔話なんて聞いてもしょうがない」と思うのか「この人ってこういう性格なのか」って人間に興味を持って自分の知識にするのかでも違ってくる。俺のチームにいても、前者みたいな人はいるから、それが伸びるか伸びないかの違いかもしれませんね。

 

佐々木:私は、入社してすぐNOBUさんチームになって、合計1年半は一緒に働かせてもらったのですが、他の同期と何が違うかというと、やっぱり経験値だと思います。セミナーにもたくさん連れて行ってもらったし、経験値がめちゃくちゃ上がって、それが今、入社後1年10か月という同期の中で一番早くデビューできたという結果として現れているのかもしれません。その分休みは少なかったですが(笑)。

 

 

ーーNOBUさんチームで働いているときは、どんな努力をしましたか?

 

佐々木:早起きですかね! NOBUさんはめちゃくちゃ朝早いのでとにかく店に早く行かなきゃって、家から駅まではいっつもダッシュでした(笑)。

NOBUさんは忙しい人なので、言葉や表情でわかってもらおうと思っても伝わらない。だから、行動で示していかないと認められないんですよ。

 

金内:僕は、その名の通りアシスタントとしてNOBUさんをいかにアシストするのかということに心血を注いでいましたね。とにかく予約数が多いのでNOBUさんの力だけではどうすることもできない。そこをスムーズに回すのがアシスタントとしての務めです。

それにはチームワークがすごく重要で、アシスタント歴が長いスタッフから短いスタッフまでいるチームメンバーの誰が何をやるのか、段取りを組むことがすごく大事だと思いました。

 

NOBU:アシスタントでも「もう任せられるな」と思ったら、カラーの支持も「5レベルのアッシュ」みたいにすごく短い言葉だけになって、最終的にはカウンセリングをさせることもあります。それは、デビューしたあとにリアルにお客さまを担当できるまで持っていきたいから。あとは、アシスタントでもお客さまに名前を覚えてもらって気に入ってもらえれば指名がつくかもしれないですよね。俺は、自分のお客さまをアシスタントに渡すのも全然アリなんですよ。

 

金内:NOBUチームは、営業中に「声を出す」のが基本ですよね。

 

NOBU:それは長年の伝統だね。というのも、アシスタントが自分のタイミングだけでシャンプー上げてきたりすると、回らなくなっちゃうんですよ。だから「急いで」とか「お客さん通します」っていう営業用語を使ってやりとりするの。

それも、変なタイミングで言ったり、お客さまとの会話を遮るような形で言うと怒る。俺の方を見ずに店内のBGMにのせて言うくらいの感じで伝わるから、新しいアシスタントは最初は戸惑いますね。

でもそういう空気を読んだりお客さまが気持ちよく過ごせるように気を遣うのってデビューしたら必ず必要になってくるので、それを教えているという意味もあります。

だから、みんなのチームワークがピッタリ合うとカット&カラーが50分とかめちゃくちゃ早く上がることもあるんですよ。このチームワークは自慢できることかもしれないですね。

 

>師匠の背中があるから今がある! 二人がNOBUさんから学んだこととは?

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング