【AFLOATで5冠達成!田邊可奈】大人気の”韓国ヘア”は一日にして成らず。成功の鍵はSNS戦略と熟練カット&ブロー

 

コロナ禍で“韓国ボブ”を打ち出し、売上が急伸

 

 

新店舗のメンバーはほとんどが同期だったので、すごく楽しくて和気あいあいの環境でした。同じ目標に向かってみんなで頑張るという感じだったので、それも良かったんでしょうね。メンバーを率いていた間嶋(間嶋崇裕さん/現AFLOATプロデューサー)が先陣を切って、「AFLOATグループ1位の店舗目指そう』と提案してくれて。毎日話し合いながら全力で取り組みました。あの期間は、今振り返るとアシスタント時代の次に燃えた時期でしたね。月売上100万を目標にして、それまでのショート推しからボブ推しに変えたんです。11月にお店がオープンし、その翌年の3月に新型コロナの波が来たんですが、緊急事態宣言が発令されていた期間に韓国ヘアをみんなで発信していたら、フォロワー数が驚くほど伸びていきました。

 

 

休業明けの5月、売上が100万に急伸しました。いい流れが来たかも…と思っていたら、翌月は350万と3倍以上に。びっくりですよね。その流れで、8月にトップスタイリストに昇格しました。タイミングって本当に大事なんだなと痛感しましたね。インスタ投稿も相変わらず毎日続けていたんですけど、翌年には単価も上がって売上は600万になりました。担当するお客さまの数が急に増えても、アシスタント時代に多忙な先輩たちについていたので全く問題なかったですし、ただただ嬉しかったです。

 

その年には社内の新規指名客数、年間総客数、売上などで5冠を獲得しました。年間総合売上は、5500万超えを達成。その頃はまだ”韓国ボブ”を打ち出している人がいなかったので、それが勝因かなと思います。私はサロンワークが大好きなので、たくさんのお客さまを施術できるスタイリストをずっと目指していたんですね。”韓国ボブ“を打ち出しながらも、基本はお客さまのお悩みを解決することを心がけて寄り添いました。お客さまのお顔を見れば似合う長さやシルエットがわかるので、今までトライしたことがなかった新しいスタイル提案もしますよ。例えば前髪を作ったことがない方には、より可愛く見える前髪の提案をしたり。いつもと違う新鮮な自分になれるというのも、喜んでいただけているのかなと思っています。

 

 

その後、銀座に新店舗『AFLOAT Leino』がオープンし、代表に就いて2年になります。今の目標は「アフロートと言えばリノ」と認識していただけるように、世の中にもっと認知を広げていくことです。後輩たちの成長を促せるようにたくさん仕事を振っていきたので、その実現のために『AFLOAT Leino』の代表4人(吉武満里奈、佐々木友絵、黒田葉月)でこれからも頑張っていきます。

 

プロフィール
田邊 可奈(たなべかな)
『AFLOAT Leino』代表・トップスタイリスト
1994年、北海道生まれ。地元の美容専門学校卒業後に上京、新卒でAFLOATに入社。4年でスタイリストデビューし、1年半のくすぶり期間を経てコロナ禍で”韓国ボブ“を発信。1年で月売上600万を叩き出し、AFLOAT グループ で新規指名客数、総合売上などで驚異の5冠を達成。髪カリスマ2年連続受賞。2022年11月、『AFLOAT Leino』代表に就任。
Instagram:tanabe__kana

 

 

(文/織田みゆき photo/松林真幸)

 

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