【ブランドサロンに価値を生み出す先駆者・間嶋崇裕 続編】SNS大戦争時代に打ち勝つ必勝法!無限の可能性を引き出す審美眼

 

AFLOATの社員も休日に働ける業務委託型『AMA TOKYO』をオープン

 

昨年9月に『AMA TOKYO』というサロンをオープンさせたのですが、AFLOATのメンバーも働ける形を作ろうと思ったのがきっかけでもありました。というのも、AFLOATは労働基準法を守ってしっかりと営業しているので、休日は働くことができないですし、店舗のキャパシティの都合上、トッププレイヤーでも売上は700万くらいまでしか数字を出しづらいんです。スタッフがもっと収益を上げたいと思っても、社員雇用だと限界があるんですよ。これは、僕がプレイヤー時代の不満点でもありました。他で収益を上げる方法があればいいなと思い、売上が100万未満の子や、もっと稼ぎたいと思っているトッププレイヤーが他にも雇用形態を選択して働ける場所があればよいと思って作ったんです。不満を埋められる箱になればいいなと。

 

実はプレイヤー時代に、休日に全国のサロンを借りて営業していたことがあるんです。地方と繋がりもできるし、営業後はセミナーをしてあげることで喜んでもいただけるので、いいかなと思ってチームで始めたんですね。札幌、名古屋、大阪、福岡をメインに月2〜3回ペースで周っていたんですが、やってみて思ったのは、再現性がないなと。旅行気分を味わえるかというと、やはり仕事なので実際は疲れますし、パワーがある子は都内で働ける場所があるほうがいいなと思ったんです。それで、再現性を確かめたいという思いもあって箱を作りました。

 

 

それから、美容師は売上が上がると独立を考えがちですけど、個人よりグループで取り組んだ時のスケールメリットに魅力を感じます。『AFLOAT』には社員雇用型のメリットがあって、『AMA』には業務委託型のメリットがある。それぞれで経験の積み方も大きく変わります。特にこれからの時代は、組織の規模が大きい方が断然面白いし、勝ち残りやすいと考えています。面貸しだと、売上が跳ね上がっても限界が200万くらいですしね。

 

美容師としてどこを目指したいかによるんですけど、大きい箱だからこそ依頼される仕事もありますし、繋がりがあるだけでもチャンスを掴むことができますから、その恩恵が受けられる形を作ってあげたい。『AMA』は別会社ではありますが、『AFLOAT』の子会社のような感じでバックオフィスも業務委託をしていて、いい関係を築いています。パワーが余っている子は違う業態に挑戦すればダブルワークも可能です。実際にスタッフの中には歯のホワイトニングサロンや脱毛サロンを経営している子もいますよ。

 

 

 

妻のインスタ運用で再現性に自信。スタッフに落とし込んで売上に繋げる

 

SNSマーケについてはオンラインサロンや書籍などで学びましたが、実際に育てると流れがわかるので、とにかく実践で育ててみるのが一番です。僕は最初、美容部員をしていた妻のインスタをバズらせたんですよ。今は9万人くらいフォロワーがいるんですが、運用開始から1年後、インスタからの収益が本業を超えました。案件で洋服もコスメも届きますし、しっかりと向き合えばひとつの事業として成り立ちます。美容師さんも戦略的にやれば美容師以外の収益をのぞむことができますし、とくに女性は妊娠中や育児中に発信することで美容だけではなくライフスタイルを見て別案件のオファーがくることもあるんです。

 

 

女性スタッフは、産後の売上の低下や労働時間の制限などから、キャリアに戻りづらいという問題があると思うんですね。でも、SNSを利用しファンをより多く作ることで復帰しやすい環境を整えることができるんです。なので、そこは力を入れてスタッフに教えていますね。そうすることで、美容師としての息も長くできると感じているからです。

 

今年1年で、20人以上のアカウントのフォロワー数を1万超えに育てました。SNS運用を本気でやる場合は、まず最初にペルソナ設定をするんです。どういう層に当てたいのか?例えば、年齢、職業、勤務時間、休憩時間、年収、美容にどれくらいのお金を使っているかなど、細かく設定します。例えばファッションも美容も得意、でも巻き髪が苦手だから簡単でわかりやすい情報を発信しよう、とか。学生のときからSNS発信ができる子は、カスタマー向けにどう響くかが分かっているので、美容師になってからの自己ブランディングが上手く、より早く結果が出やすいと思います。

 

>素直に継続できる人は成功する!バズった子の予約枠は存分に解放すべき

 

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