東京で始まった30歳からの巻き返し人生— AFLOAT D’L ジャッキーさん

 

「やっぱり東京で働きたい!」という思いから、東京でリスタートする美容師がいます。ここでは、リクエストQJ 2018年4月号「あこがれのトーキョーライフ白書」から、30歳で高知から上京し、AFLOATに入社したジャッキーさんの「リスタート」をご紹介!


 

これまで数々のコンテストの受賞経験を持ち、アフロートのデザインチームを率いる重鎮メンバーでもあるジャッキーさん。華やかな活躍が注目されているが、実はジャッキーさんは異色の経歴の持ち主。30歳でアシスタントとしてアフロートに入社し、34歳でスタイリストデビュー。地元・香川から上京して10年が経ったジャッキーさんに、上京してからこれまでの経験を語ってもらった。

 

 

 

想いが形になりやすい街

僕は上京するまで、東京には全然興味がなかったんです。でも、東京の人気美容師の存在は業界誌で知っていたし、地元でセミナーがあるときは参加していました。有名な人とか物には敏感だったんです(笑)。

そんな中、アフロートの金子史が地元にセミナーできたんですね。彼女のセミナーは絶対に行きたいと思っていたから、楽しみにして行ったんですよ。それで実際に間近で見たんですけど、彼女の技術の高さとイケイケ感に圧倒されてしまって。今度、髪切ってください!と直接お願いして、本当に予約して飛行機で初めて東京に来たんです。

切ってもらいながら話をしているうちに、ここで働きたいと思い始めて、終わる頃には上京を心に決めていました。切ってもらうまでは、そんなこと全く考えてもいなかったんですけどね。

面接を受けて合格したのが、30歳。周りからは上京を反対されたけど、僕はむしろ夢が膨らんでいました。

 

 

アフロートで働き始めて、わりと早い時期から宮村や金子に付いていたので、雑誌やCM撮影、コンテスト、セミナーなどあらゆる現場に連れていってもらったんです。

当時は忙しすぎて目の前のことに精一杯だったけど、出会いも多くて。メーカーさん、ディーラーさん、モデルさん、編集者さんなど現場で会う人とは必ず名刺交換をしました。

「ジャッキー」という名前はすぐに覚えてもらえました。そこで仲よくなった人たちから、今いろんな仕事をいただいているし、撮影に協力してもらっている人もいます。人との交流が増えるとそれだけ情報も入ってくるし、チャンスも増える。

自ら行動すれば、東京では想いが形になりやすいというか。可能性が広がったなと感じています。

 

  今、アフロートのデザインチームで定期的にトレンド発信を行っていますが、アジアからの注目度も高く、去年から中国や台湾でもセミナーをしているんです。今後も国内だけじゃなくて、海外にどんどん発信していきたい。こんなグローバルな活動ができるのも、東京に出てきたからですよね。

 

 

プロフィール
ジャッキーさん

「AFLOAT D'L」ヘアクリエイター。1978年生まれ。香川県出身。地元・高松で塗装業を7年経験後、香川理容美容専門学校を経て美容師に転職。高松のサロンで3年働いたのち、30歳で「AFLOAT」に入社して上京。ヘアコンテストで多数受賞。トレンドを続々と生み出し、セミナー講師としても大人気。ヘアメイク、フォト分野でも活躍中。

 

(このインタビューは、2018年4月号 に掲載されました)

 

re-quest/QJ 2018年7月号(6月15日発売)表紙は、HIMIさん&NICOさん!

 

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