人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「NORA」編
よい成績を残している子は当たり前にやるべきことができている
-採用残り枠1名に対して最終候補者が2名。最終的に何が採用の決め手になりますか?
・学校での成績
成績がよいほうに決めます。学校のテストは範囲が決まっていて、先生も出るところをしっかり教えてくれるはずです。それでもできていない子というのは、きちんと先生の話を聞いていなかった、復習をしていなかったということなので、「当たり前にやらなければいけないことができていない」と言う判断になります。
逆に遊びたい気持ちを抑えて勉強して、よい成績を残せている子はコツコツ努力ができる子として評価できますし、もし残った2人が両方ともよい成績を残しているのなら2人とも採用すると思います。
学生のうちにやっておくべきことは「人脈作り」
-最後に、新卒・転職者のみなさんにメッセージをお願いいたします。
美容師は無限大の可能性がある仕事だと思います。自分が200万プレイヤーになりたいのか、100万プレイヤーになりたいのか、それとも50万プレイヤーでいいのかで、今やらなければいけないことは変わると思うので、まずは目標を決めること。
そして、「1年後にこうなりたいから半年後にはこうなっていよう」「3ヶ月後にはこうなっていよう」「じゃあ今日はここをクリアしよう」と1年後の目標の姿を見据えながら小さな目標を毎日クリアしていく。そうしていくと1年後にはなりたかった自分になれるのではないかなと思います。
あとは学生のうちにやっておくべきことは人脈作りです。お気に入りのカフェを探して店員さんと仲よくなるとかでもいいと思います。家にこもっているのではなく、自分の周りに人がいっぱい溢れている状態にしておくこと。そうすると、ときには人を傷つけたり、自分も傷ついたりしながらもコミュニケーション能力や人を思いやる力が鍛えられますし、成長できると思います。
次回は「SCREEN」の採用担当者が語る採用のポイントをご紹介! ぜひお楽しみに。
- プロフィール
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NORA店長
片山由香理(かたやま ゆかり)
2009年国際文化理容美容専門学校国分寺校を卒業。新卒で株式会社NORAに入社。2012年スタイリストとしてデビュー。2017年5月NORA HAIR SALON店長に就任。現在はサロンワークをベースに、セミナー講師など外部の仕事を持ちながら、サロン内のマネージメントや人事業務を担う。趣味はゴルフ、旅行。