人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「GRADUATE」編
技術を磨くには人と競い合う経験が糧になる
-最後に、新卒・転職者のみなさんにメッセージをお願いいたします。
GRADUATEはサロン内で技術レベルの競争が当たり前のように起きる状況なので、僕らのサロンについては、きちんと努力ができる人・自ら練習ができる人だけが受けて欲しいですね。仕事で楽をすることや営業時間の厳守を重要視する人は合わないと思います。
学生は今のうちから友だちを多く作って、とにかく練習を重ねておくといいと思います。技術を磨くには人と競い合う経験が糧になるので、僕は学生時代の思い出がコンテストしかないくらい、コンテストに出場しました。
あと学生時代から取り組む人も多いSNSでのブランディングについては、「ブランディング」と思って作るものって本当にブランディングになっているのかなと疑問に思います。実際はそこまで意識する必要はなくて、ただ自分の好きなものを好きと発信するだけでいいのかなと思います。結局「ブランディング」と思ってやると継続できないけれど、ただ自分が好きなものを発信するなら継続できるし、その好きを共有できた人たちがお客さまとしてついてきてくださるはずですよ。
次回も人気サロンの採用担当者が語る採用のポイントをご紹介! ぜひお楽しみに。
- プロフィール
-
GRADUATE 代表/採用担当
池田充聴(いけだあつとし)
国際文化理容美容専門学校国分寺校卒。都内有名店で1年間のアシスタントを経て、渡英。ロンドンのSASSOON academyにて半年間学び、ディプロマを取得。SASSOON教育コンサルタント石井曜子氏に声をかけられた後、モデルサロンプロジェクトの代表に推薦され、以降、原宿でGRADUATEの店長を務める。「Sassoon Schoolship Stylist Cut Contest 2017」「Sassoon Schoolship Stylist Cut Contest 2018」で全国1位となり、開催史上初の2連覇を遂げる。
(取材/文・阿部夕華〈ヒャクマンボルト〉)