人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「GRADUATE」編
教えに対して否定する言葉から切り返す人は採用対象外に…
-採用審査の段階で「これはちょっと…」とマイナスな印象を抱いてしまうポイントについて教えてください。
「人として当たり前のことを、当たり前のようにやる」というのがモットーなので、マナーがなさそうな人や、人に迷惑がかかることを平気でやるような人は対象外になります。
あとは一度言われたことを直せない人も基本的にはマイナスな印象を持ちます。技術は一度じゃ直せないと思うんですが、理由を説明しながら「こういうことはしちゃだめだよ」と話したのに再びやってしまうような人や、何かを教えたときに「いや、これは〜という理由があって」と否定の言葉から切り返しをするような人も入社してほしくないですね。そこは「わかりました。すみません、どうやってやるのか教えてください」と言える人の方が絶対可愛がられると思います。
-早期退職された方に共通している点はありますか?
最近は、アレルギーによる手荒れが酷くなってしまって辞める人が多いですが、なかには早い段階で「自分は上手いから」と勘違いして、フリーランスになるために辞めていってしまう人もいますね。
通常の審査に加えて個人面談を設け、さらなる聞き取りを行うことも
-採用残り枠1名に対して最終候補者が2名。最終的に何が採用の決め手になりますか?
人柄です。やっぱり、ポジティブで根性がありそうな人がいいですね。ヘアメイクやファッションといった見た目に関しては、酷い人は入社していないので、おそらく無意識のレベルでの判断はしていると思います。
見た目に気を配れない人って、きっと目にも留まらないと思うんですよ。見た目の時点で気を引ける人でなければ、多くの美容師がいるなかでまずお客さんに見つけてもらえないじゃないですか。面接も同じことが言えると思うんです。