人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「U-REALM」編
通常の審査に加えて個人面談を設け、さらなる聞き取りを行うことも
-採用残り枠1名に対して最終候補者が2名。最終的に何が採用の決め手になりますか?
三次試験のサロンワーク後に個人面談を設け、「1日働いてどうだった?」「志望してきた理由に対してギャップはあった?」などの聞き取りをして、その上でより向上心や入社への気持ちが強い方を優先します。
あとは、より働いている姿を想像できるのはどちらか。かつては、見た目のよさに注目して選んで失敗したことも、候補だった2人のうち採用した方が辞めてしまったこともあったのですが、今はその子がどれくらいサロンに貢献したいかという意思や、その先で自分がどうしていきたいかというビジョンの方が大事だと感じています。
限られたお店のなかから決め打ちせず、多くのサロンに足を運ぶことが大切
-最後に、新卒・転職者のみなさんにメッセージをお願いいたします。
今はサロンが飽和状態で、「どこに入社するか」は重要だと思うのですが、その上で気をつけてほしいのが、限られたお店だけを見て「ここ」と決め打ちしてしまうこと。気になっていたサロンしか見ずに受けた結果「やっぱり違いました」と辞めてしまうパターンはあるので、まずは自分でいろんなサロンを見る。そして、いろいろなサロンを見て比較対象が増えるなかで、それでもブレないようであれば第一希望を受けるのをおすすめします。
数多くのサロンに実際に足を運ぶこと、自分がされてうれしかったことや嫌だったこと、人がお金を出してでも満足できるものとは何かもわかると思います。
入社を希望するサロンが決まったらしっかり調べて、「このサロンで必要とされる人材になるために今自分はこういう努力をしている」とアピールすれば、採用につながりやすいかと思いますよ。
次回は「GRADUATE」の採用担当者が語る採用のポイントをご紹介! ぜひお楽しみに。
- プロフィール
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U-REALM ginza代表/採用担当
森聡司(もり さとし)
都内1店舗を経て、U-REALMのオープニングに参加。2009年に退社するが、地元福岡の大型サロンで副店長を経験し、2014年にU-REALMに再び入社。現在は銀座店、世田谷店の両店の代表を兼任。サロンワークを中心に美容学校の教員も務める。
(取材/文・阿部夕華〈ヒャクマンボルト〉)