人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「U-REALM」編
本当に入社を志望する子は自主的に店を訪れる
-採用担当者として思わず好印象を抱くポイントについて教えてください。
技術よりも、人としての礼儀正しさがきちんとあるといいですね。一般常識が身についていたり、一度言ったことを素直に聞き入れてくれたりすることは大事です。結局僕らも丁寧に技術を教えていきたいので、それ以前の教育からしないといけないとなると、かなりの時間を削がれてしまうんです。1言って10理解しろとは言いませんが、逆に1言って理解が1以下だと厳しいなと思います。
-採用された方に共通している点はありますか?
やはり明るく、コミュニケーション能力に長けている子が多いですね。あとはU-REALMでは基本的にサロン見学は行っていないので、まずお客さまとして来店し、お店の雰囲気を理解した上で入社を希望してきた子が多いです。
POSが全店オンライン上でつながっているので、履歴書の名前と来店履歴を照らし合わせながら確認することができるのですが、本当に入社したいという子は自主的に時間とお金を使って確認しにくるので、逆に一度もお店にきたことがないのに受けている子に関しては、ちょっと疑問が残ってしまいます。
通常の審査に加えて個人面談を設け、さらなる聞き取りを行うことも
-採用審査の段階で「これはちょっと…」とマイナスな印象を抱いてしまうポイントについて教えてください。
面接時の服装がその場の雰囲気と著しく違う、面接に遅刻する、面接の設定のために連絡をした際の電話対応が雑など、一般常識が欠落していると感じられると印象は悪くなってしまいますね。
それから、モデルさんやタレントさんも来店される店である以上、プライベートな部分をスタッフが拡散してしまうのは非常に危険なので、TwitterなどのSNSでネガティブな発言が多くないかなどSNSの使い方もシビアに確認しています。
あとは来店動機としてはいいのですが、入社志望動機として「憧れのタレントさんが来店しているので」とだけ言ってしまう人は要注意かなと感じます。憧れのタレントさんが来店していることをきっかけに、このサロンのよさを知って働きたいと考えた子と、ただミーハー心で「会いたいから」という子では、お客さまに対する対応にも違いが出てくると思います。
-早期退職された方に共通している点はありますか?
「思っていたのと違った」「早い段階で独立したいから」など、辞める理由を人や環境に求めてしまう人が多いと思います。「グループを大きくしたい」「地元にユーレルムを出したい」と将来のビジョンを語る子がいる一方、そういう人は「じゃあ何のためにU-REALMを選んだの?」と尋ねると説明ができないことが多いですね。
あとはよく聞いてみると、「絶対にU-REALMがいいわけでもなかった」「違う店に落ちてしまったところ、学校や親の薦めで受けた」など、実際はそこに自分の意思がなかったという人も早期退職しています。
>通常の審査に加えて個人面談を設け、さらなる聞き取りを行うことも