人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「UMiTOS」編

最速で夢をかなえてあげられるかどうか

 

UMiTOS 内観 3

 

採用残り枠1名に対して最終候補者が2名。最終的に何が採用の決め手になりますか?

 

最終的な決め手になるのは、その子の夢や目標を叶えてあげられるかどうか。もしくは、叶える環境を用意してあげられるかどうか、になると思います。

 

たとえば、ウチと全然違うテイストのスタイルを世の中に発信していきたいのなら、そういうサロンを受けたほうがいいよって伝えてあげます。反対に、サロンワークだけじゃなく、テレビやCMのヘアメイクをしたいのなら、じゃあウチでっていう話になるかもしれない。

 

もちろん、サロンワークとヘアメイクを両立するのは大変ですよ。ヘアメイクでサロンに立てない分、ほかの日にギュッと予約をつめてやる必要があります。でも、そのやり方を知っている人が、UMiTOSにはいますから、コツを教えてあげられる。とにかく、最短で夢を叶えてあげられることが大事なんです。それがオーナー砂原の考えです。

 

「カットがうまくなりたい」っていう人がいたら、「じゃあ今のサロンで働きながら、カットスクールで勉強したら?」と率直に言ってしまうこともあります。「フリーをバンバン切りたい」っていうのなら、「ウチみたいに紹介中心でやっているところよりも、広告を出しているところがいいよ」って伝えてあげます。なぜなら、夢を叶えることを目的として考えた場合、UMiTOSに入ることで遠回りになってしまうからです。

 

極端なことを言ってしまえば、私たちがやっているのは、採用活動ではなく、美容師の夢を応援することかもしれませんね。

 

-最後に、就職・転職者のみなさんにメッセージをお願いします。

 

やっぱり、自分がどんな美容師になりたいのか、一生懸命考えて、明確にしておくことが大事だと思います。それがハッキリしていれば、目標が見えてくるし、サロン探しするときも候補を絞りやすくなるからです。

 

気になったサロンには、雑誌の誌面やホームページを眺めるだけじゃなく、実際にお客さんとして行ってみることを勧めます。サロンの雰囲気を五感で感じることがすごく大事なんです。できれば、何回か通うと、「自分に合うか」とか、「ここでどんなことをしたいのか」とか、見えてくると思います。サロン側に情熱が伝わりますしね。

 

美容学生さんは、漠然と志望している人が多い気がします。働く前から職場に足を運べるところなんて、他の業界ではあまりないですから、積極的に訪問してほしいですね。その結果、UMiTOSじゃなくて、ほかのサロンがいいとなったら、それはそれで応援してあげたいと思います。

 

プロフィール
UMiTOS クリエイティブディレクター
シラトリユウキ

埼玉県出身。都内有名店2店舗を経て、UMiTOS のオープニングから参加。サロンワークはもちろんのこと、ヘアメイクとして雑誌やテレビなどさまざまなメディアで活躍。現在はクリエイティブディレクターとして、持ち前の表現力をサロンの内外で発揮しつつ、教育・採用・人事担当として手腕を振るっている。

 

(取材・文/外山  武史)

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