人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「RITZ」編
苦難が乗り越えられない人の共通点は目的意識の薄さ
—採用審査の段階で「これはちょっと…」とマイナスな印象を抱いてしまうポイントについて教えてください。
RITZのことをよく知らないまま受けにきている子は、ホームページを見ればわかるようなことさえ知らなかったりと、それほど興味を持っていないことがわかるので、やはりマイナス印象ですね。結局、「できる限りの準備をする」ということ自体ができていないわけなので、100%の力を使っていないことがこちらにも伝わってしまうんです。
—早期退職された方に共通している点はありますか?
目的意識が薄かった、働く覚悟ができていなかったという点ですね。例えば、「地方から出てきて東京のサロンに勤めたけれど、郊外のサロンに就職したくなった」という理由で辞める人は多いのですが、郊外で働くことは悪くないにしても、「では東京にわざわざ出てくる意味って何だったのだろう?」と感じてしまいます。
地方から東京に出てくるということには、「絶対に一旗挙げてやる」という想いがあるはずで、その想いがしっかりしていれば乗り越えられる苦難もあると思うのですが、その目的意識が薄いと辞めるという考えになってしまうのかなと思います。
無理に落とすのではなく両者採用する場合も
— 採用残り枠1名に対して最終候補者が2名。最終的に何が採用の決め手になりますか?
最終的な決め手となる条件についても特に決まった項目は設けていないのですが、例えば、同じレベルの子が最終候補に二人残って、片方が学生時代から熱心にお店に足を運んでいた子であれば、そういう子を選ぶと思います。やはり気持ちが前に出ている子は、早くからサロンに出入りしているので、私たちの印象にも残るんです。
ただ、もしそうした判断基準もなく、本当に甲乙つけ難い場合は、両者とも採用すると思います。それぞれに伸びしろがあるならば、無理に落とすのではなく、採用した上で伸ばしていきたいと考えています。