あなたはどっち? 美容師転職“究極の選択”-待遇orやりがい・働きやすさ-【美容師転職100ルールズ】
経験を積むごとに待遇重視へ
グラフを見ると、経験年数ごとに少しずつやりがいや働きやすさの回答の割合が減り、待遇と回答した割合が増えています。経験を積むにつれて、収入や休日といった現実的な側面を重視するようになる傾向がありそうです。また、興味深いのは半年〜1年未満に比べ、1〜2年未満のほうがやりがいや働きやすさを重視する人の割合が増えているということ。半年から一年の時期に一度失いかけた仕事への情熱を、1年から2年の時期に取り戻す、ということがあるのでしょうか。さて、次は男女ごとのデータをみていきましょう。
男女とも待遇を重視
男女ごとのデータに大きな違いは見られません。男性も女性も、待遇を重視すると回答した人の割合が約半数。しかし男性のほうが少しだけ、やりがいや働きやすさを重視するという回答の割合が多いという結果になりました。あえて違いをあげるなら、男性のほうが女性に比べて美容師という仕事自体に価値を見出しているのかもしれません。
これって県民性?都市ごとの転職回数に差を発見!
最後に、5大都市ごとの内訳をみていきましょう。
まず注目なのは愛知。待遇面を重視するとの回答の割合では、64.7%と他都市と10ポイント以上の差をつけてのトップに!愛知の堅実な県民性のあらわれでしょうか。一方やりがいや働きやすさの割合では、東京と大阪がほぼ40%と、高い数字を出しています。東京は原宿や青山、大阪は梅田や心斎橋のようなファッションの街を抱え、美容師のステータスも高いことが、仕事へのやりがいにつながっているのでしょうか。反対に北海道や福岡はやりがいや働きやすさの回答が低い割合に。
大事なのはやりがいか、待遇か。さぁ、あなたはどちらを選びますか?
仕事を長く続けていると、モチベーションが下がってしまうこともありますよね。そんな時には、“究極の選択“を、自分に問いかけてみるのもいいでしょう。自分がなぜこの仕事をしているのか、改めて気づかせてくれるかもしれません。
(株式会社セイファート 美容師アンケート調査より)
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