「業界誌の表紙を飾る」と語った夢が現実に! ポジティブな言葉で道を切り開く JURK tokyo mitsukiのコトダマ
第一線で活躍する美容師の人生を変えた「恩師の言葉」を紹介する「美容師のコトダマ」。
今回は、Instagramのフォロワー数は5万人超、アシスタント時代からセミナーのオファーがくるなど、類まれなセンスの持ち主として注目されてきた「JURK」(ユルク)東京店のスタイリストmitsuki(ミツキ)さんです。
ヘアコンテストでも上位常連で、Z世代スター美容師の一人である彼女が大切にしている言葉とは? 駆け出しの美容師さんにぜひ読んでほしいインタビューです!
恩人のDMにあった心震える一文「挑戦の報酬は成功ではなく成長」
普段お世話になっているディーラーさんから言われた言葉です。アシスタント時代から私のことを気にかけてくださっている方で、セミナー講師をするときや、コンテストに出場するときなどに応援DMをいただいていました。
DREAM PLUS CONTESTに一昨年と昨年、連続で挑戦したのですが、一昨年はエリア戦を勝ち抜けたものの、昨年は、結果を残すことができなかったんですね。私は日々成長しているつもりだし、相応の努力を重ねてきたので、悔しくて悔しくて落ち込んでしまったんです。
その様子を察したディーラーさんから「挑戦の報酬は成功ではなく成長。挑戦したことに意味があるよ」というDMが来たんです。この言葉をかけてもらったおかげで、やってきた努力や挑戦した気持ちは無駄でなかったと気持ちが切り替わり、結果を出せなかった事実を乗り越えて、また次に向かう勇気をもらいました。
私はコンテストに出るからには勝ちたいといつも思っています。けれど、努力や費やした時間に結果が比例しないこともあります。そんなときも、この言葉が心にあれば、「やってよかった」と捉えることができます。結果が実を結ばなかったとしても、自分自身は成長しているのですから。
慎重派の性格を見越しての放たれたオーナーの言葉「打席に立つ回数を増やせ」
「打席に立つ回数を増やせ」これは沢井(JURKオーナー)に言われた言葉です。どれだけセンスとポテンシャルを持つ人でも、それを表に出すための挑戦機会がないと、誰にも見つけてもらうことはできません。宝の持ち腐れです。
なぜオーナーが打席に立てと言ったかというと、私の慎重な性格をよく知っているからだと思います。すごく心配性なので、綿密な準備をしないと一歩を踏み出せないんですよ。慎重なことが良い場面もあるけれど、どうしてもチャレンジする機会回数自体は減ってしまいます。それでは、見つけてもらえる確率も減ります。沢井からこの言葉をもらって、迷ったときは腹を決めて挑戦してみることにしました。
自分にできるかなとか、準備が足りているかなとか思ったとしても、まずやってみる。やると決めれば、それまでに自分を高める努力ができますし、私はちょっと背伸びした状態でいたほうが成長できるタイプなんです。