ロンドンから逆輸入されたカルチャー発信型サロン「HACO+」 独創的なデザインを生み出すアーティストたちの頭の中をのぞいてみた!

 

16年間ロンドンを拠点として、ヘアメイクアップアーティストとして世界を飛び回ってきたTeiji Utsumi氏。彼がロンドンで立ち上げた「HACO(ハコ)」には気鋭アーティストが集い、美容師として、ときにヘアメイクアップアーティストとして、輝きを放っています。

 

そんな「HACO」の3店舗目となる「HACO+」が2023年に東京・南青山に誕生。ジャンルに捉われない個性豊かなアーティストたちが、自由にデザインを発信する姿は美容師からも注目を集めています。今回はさまざまな経歴を持つHACO+のアーティスト4人に登場いただき、それぞれのクリエイティブスタイルや、メディア発信、ビジョンなどを大いに語っていただきました!

 


 

HACO+の対談メンバーをご紹介!

 

トップスタイリスト

Kaito

茨城県出身。東洋理容美容専門学校の通信課程で免許取得。茨城県内の地域密着型サロンを経て、上京。フリーランスとして活動するなかで、InstagramでHACO+を知り、共感して入社。音楽、ファッション、アート、サブカルチャーに幅広く興味を持ち、ヘアの枠組みにこだわることなく自由な創作活動を展開。近日渡英し、ロンドンのHACOにてサロンワーク予定。

Instagram:@incomplete_0298

 

トップスタイリスト

Sayu

千葉県出身。資生堂美容技術専門学校卒業。都内有名店にてスタイリストとして活躍。「クリエイティブなデザインを深堀りしたい」という思いを抱きながら活動中、ロンドンのHACOを知り、興味を持つ。東京でHACO+がオープンすることを知り、熱烈にアピールして入社。海外活動も視野に入れ、日々サロンワークとクリエイティブワークに勤しむ。

Instagram:@sayu__pluto

 

副店長

Rena

福岡県出身。高校卒業後、2年間のフリーターを経て大村美容ファッション専門学校に入学。卒業後は27歳まで福岡県内で美容師として活動。上京し、都内有名店に入社。より深く、自由にデザインを学び、顧客に提供するためにHACO+へ。サロンワーク、クリエイティブワークに加え、副店長業務もこなす。

Instagram:@haco__rena

 

トップスタイリスト

GIN

福岡県出身。福岡美容専門学校卒業。ヘアケアに強みを持つ都内サロンにて勤務。Instagramでレイヤーカットなどの作品でバズを連発。次のステップとしてデザインカラーや、ヘアデザインの範疇に収まらない自由なデザインをするためにHACO+へ。ヘアデザインはもちろん、オリジナルのリメイクウェアをつくるなど、ファッションにも造詣が深い。

Instagram:@y__gin

 

どうしても「美容師の枠組み」をはみ出してしまう4つの個性

 

 

編集部:みなさん更なる自由なヘアデザインを求めてHaco+に参加したとのことですが、デザインへのこだわりを教えてください!

 

Kaito:僕はそのときの気分で、創りたいものが変わるんですよ。最近はロンドンのストリートやカルチャーを感じさせるデザインが好きなんですけれど、どう頑張ってもダーク寄りのデザインになっちゃうんですよね。

 

Kaitoさんのダークな世界観

 

僕自身、キャラはポップなんですけれど、内面がすさんでいるんですかね(笑)。ダークなデザインからは逃れられないのかなと思います。

 

Sayu:私は、海外の女の子が自分でラフに髪を染めたり、切ったりしているのに、なぜかカワイイという無造作スタイルを、しっかりお客さまに似合うように計算して表現することにこだわっています。

 

たとえば、シンメトリーよりもあえてのアシメトリーで、くせ毛っぽさ、バラっとした毛束感を出すのが好きですね。日本人の髪質だと難しい部分もあるんですけれど、髪のダメージを抑えながら、お客さまの理想に近づけています。

 

sayuさんが再現するのは、外国のラフで可愛いスタイル

 

Rena:自分の中にベースにあるのはドリーミーなスタイルです。女の子っぽい柔らかいスタイルなんだけれど、普通じゃなくてちょっとひねくれている、みたいな。かわいいスタイルに、カラーで毒を入れるとかそういう感じです。その微妙なニュアンスをお客さまと話し合って、その上でデザインを提案しています。

 

可愛さの中に少し毒っけを入れ込んだRenaさんのスタイル

 

お客さまは10代から50代くらいまで幅広く、提案するデザインも本当にいろいろあります。私としては、ブリーチもパーマも高いレベルで勉強して、どんな質感、どんなスタイルに対しても答えを出せる美容師になりたいです。

 

GIN:僕はカットやカラーでつくるヘアデザインって出尽くしていると思うんですね。もう一つエッセンスを加えたいと思い、オリジナルのヘッドフォンのアクセサリーをつくってモデルさんにつけてもらって撮影したりしています。

 

モデルさんの特徴でもいいし、ヘアアクセでもいいし、背景でもいいんですけれど。デザイン+αを意識していますね。

 

GINさんのスタイルは 背景やファッションでプラスαを

 

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