【女性リーダーズ対談】なぜ経営者の道を選んだのか?女性ならではの視点で切り開く、サロン経営新時代!
長い美容師人生の中で、自分のサロンを持つことは、誰しも一度夢見ることだと思います。しかし女性に着眼してみると、ライフスタイルに合わせて、シェアサロンや個人事業主として開業するパターンが多い傾向にあるかも。今回の対談のテーマは、「女性サロンオーナー」。美容室で自らが上に立ち、チームを作っていく女性リーダーを招きました。サロン立ち上げの経緯から、運営する上で大切にしていることなど、オーナー同士だからこそ話せる仕事の話で盛り上がりました!!
<対談メンバー>
左から
窪谷初美(クボヤハツミ) PARK代表 @hatsumi123
北海道出身、北海道理容美容専門学校卒業後、上京し都内人気サロンに入社。10年を機にマンツーマンのサロンをオープン。2020年8月、元同期の水戸と株式会社LANDを立ち上げ、11月PARKをオープン。
水戸怜子(ミトサトコ) PARK代表/本企画ライター @satoko3103105
神奈川県出身、法政大学卒業後、都内人気サロンにレセプショニストとして入社。プレス・メイク・事務職を兼任し、2020年11月PARKをオープン。2021年よりライター活動を開始。
和田かな子(ワダカナコ) NiMO.代表 @nimo.kanako727
千葉県出身、東京ベルエポック美容専門学校卒業。幼少時代から美容師になることを志し、新卒で都内の有名技術サロンに入社。原宿、銀座エリアで活躍した後、2022年2月、NiMO.を立ち上げる。
CHIAKI(チアキ) Hew代表 @king_chi
栃木県出身、バンタンデザイン研究所卒業。父親、従兄弟、叔父が美容師という境遇で育ち、迷うことなく美容師に。2023年4月、立ち上げから参加したXenaを卒業し、新コンセプトサロンとしてHewをオープン。
大切なのは、“いつ、誰と”やるのか。
水戸:私と窪谷は前サロンの同期なのですが、10年一緒に働いている中で、理想とするサロンの形や働き方が近いなって思ったのが、共同で独立する決め手になりました。プレイヤーとレセプションという職種もそうなんですけど、私たちは全く性格が違うので(笑)お互いに足りない部分をフォローし合えたり、尊敬し合える関係性だなって感じていたので、窪谷以外の人とは独立するイメージが湧かなかったですね。そしてなんとなく、2人だったらやれるなって自信もありました。
和田:パートナーがいると心強いですよね。独立を決めるタイミングって、自分自身が今なら勝負できるって感じた時だと思うんですけど、“誰とやるか”というのもすごく重要だと思うんです。私は以前の会社で7年勤めて、ディレクターまでやらせてもらったんですけど、一緒にやりたいと思った子が見つかった瞬間から、独立しようと決めていました。当時はまだアシスタントで、売上もなかったんですけど、この子なら絶対に信頼できると思えたんです。1人では無理だけど、この仲間となら良いサロンにできるって思えたので、決めてからの動きは早かったですね。
CHIAKI:私は元々ハイトーンやデザイナカラーがメインのサロンで、色々学ばせてもらってきたのですが、30歳を迎えて自分も大人になってきて、少し雰囲気の違うサロンを作りたいなと思っていたんです。本当は独立するつもりでオーナーに相談したら、有難いことに3店舗目を任せてもらえることになり、唯一一緒にやりたいと思っていた後輩をすぐに誘いました。
窪谷:タイミングも大事ですよね。気持ちと勢いだけで出来ることではないので、今動き出して本当に大丈夫なのか、見極めることも大切なのかなと思います。
水戸:そうですね、実は私たちは一度私の妊娠が発覚して、計画が白紙になったんです。満を持して独立した訳なんですけど、もしあの時、無理矢理進めていても、気持ち的についていけなかったかなと、今となっては思います。人生設計が本当に大事だなと、教訓になりました。