【20代、30代の転職相談】スタイリストにはなったけど、その後って…? 年齢、経歴が異なる『美容師のキャリアパス』
念願のスタイリストデビューを経て数年。次のステップと言われてもよくわからないのが本音、という人もいるのではないでしょうか。
今回は、年齢や経歴、環境が異なる3人のスタイリストからの転職相談の内容をご紹介。
それぞれのリアルな相談内容や、年間200名以上のカウンセリングをしてきた美容師専門キャリアアドバイザーからの回答を参考に、自分のキャリアについて考えてみませんか?
Q.1 最近、友人が店長になったんです。自分も役職に就くことを考えてみたのですが、想像がつかなくて…。どんな人が店長に向いているのでしょうか?
A.1 実務に基づいた部分で、データの分析が得意だったり、数字をしっかり見ることが出来る人が重宝されます。店長や幹部になると、店舗の売上や材料費の管理などを任されることが多いんですよ。なので最低限、自分の売上や集客数、顧客の年代などを把握していることは必要です。
それ以外だと、SNSにすごく強いなど、サロンに良い影響を与えられるような強みがある人も求められます。リーダーシップや面倒見の良さはもちろん大切ですが、それを面接の段階ですぐに見抜くことは難しい。なので、店長候補募集と書いてあるサロンでも、転職していきなり店長を任されることは少ないですね。実績を残したり、信頼関係を築いてから、というパターンがほとんどなんですよ。
Q.2 店長になったら、給料って上がるものですか?
A.2 もちろん指名の売上額にもよりますが、基本的には店長手当などが付く場合がほとんどなので、ベース給が上がることが多いです。ただ、収入アップのために幹部を目指す人は意外と少ないかもしれません。年齢を重ねた先のキャリアプランを考えて役職に就くことを選ぶ方が多いように思います。
Q.3 今まで役職についた経験がないのですが、そんな僕でも大丈夫ですか?
A.3 役職経験がある方が有利にはなりますが、それよりも大切になるのは数字ですね。具体的には自分の売上、リピート率、入客数などです。それがあると評価に説得力が生まれて、スタッフからの理解が得られやすいんですよ。それにプラスして、幹部とスタッフのつなぎ役になってくれるような人だとかなり重宝されます。経験よりも重視される部分が沢山あるので、役職未経験でも問題ないと思いますよ。
幹部候補を募集しているサロンは沢山あるので、まずは自分の雰囲気にあったところを探してみましょう!
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