美容業界のプリンスこと前原穂高が独立! NEWサロン“Violet”に込めた思いとは?
今春、美容業界で話題となっているのが、業界のプリンスとして名を馳せるAFLOAT 前原穂高さんの独立。
イケメンなルックスに、理論に裏付けされた確かな技術が人気の前原さんは、赤文字系から青文字系雑誌まで、誌面で見ない月はないほどの超売れっ子美容師。他サロンの美容師さんや編集、ライターなどからも「穂高」「穂高くん」と親しみを込めて呼ばれる愛されキャラでもあります。
そんな前原さんの独立は、満を持してのようであり、突然にも感じたり…。
今回、独立に至った経緯や古巣AFLOATへの思い、NEWサロンのことをたっぷり聞いてきました。
宮村さんの言葉が背中を押してくれた
-NEWサロン『Violet』のオープン、おめでとうございます。いよいよ、独立ですね。いつオープンされるんですか?
「ありがとうございます。本当に、いよいよです。オープンは5月20日になる予定なんですが、今はバタバタで」
-実力や人気は充分だとは思うのですが、独立はまだ先なのかなと、なんとなく思っていたので、少し驚いています。
「そうかもしれないですね。僕は代表の宮村のことが本当に大好きだし、将来はAFLOATの社長になりたいと思っていたくらいなので。独立する気は全然なかったんですよ」
-そう思われていたのに、独立するに至った経緯は?
「一番大きい理由としては、僕が入社したとき…もっと言えば僕が高校生のとき、宮村の本を読んで『AFLOAT』を知って、絶対ここに入ろうと決めていたときの『宮村のAFLOAT』色が最近薄くなっていると感じたことですね。
僕は宮村の『休みはいらない、プライベートもいらない、仕事が本当に楽しい』というスタンスを尊敬しているし、大好きなんです。その姿を見て僕自身も宮村みたいに雑誌をやりたい、セミナーをやりたい、ヘアメイクの仕事もやってみたいと思って頑張ってきました。ただ最近では、僕のやりたいことと、サロンの方向性がズレてきてしまっているように感じてしまったんです。そこで、自分の理想のサロンをつくるには、自分でつくるしかないと思うに至りました」
-それで、独立を?
「最初は、『宮村とサロンを開きたい』と思っていたんです。その気持ちを宮村に伝えたら『俺が穂高に雇われるんでしょ? 面白いね』と言ってくれました。でも、『穂高は雇われ美容師としては、色々な経験を積んできているけど、自分で人を雇ったことがないよね。人を雇うということがどういうことなのか、育つまでにどれくらいのお金と時間がかかるかを実際に経験してみるといいよ』とも言われました。『精一杯フォローはするから、まずは1人でやってみな』と。その言葉に背中を押され、そこから経営の勉強をしに学校へ行き始めて、今に至る感じです」