欲望・甘え・雑念を捨てろ! 成功を掴むためには代償が必要だと思う -gite 浜口ユウイチの習慣 前編-

 

デザインだけでなく、髪質改善のように旬のケミカルを最速で取り入れるサロンワークスタイルに定評がある『gite』。その代表を務め渋谷店と横浜店、さらに2023年6月には原宿店OPENさせ、3拠点で活躍する浜口ユウイチさんは、カット、カラー、パーマ、縮毛矯正など美容に関する全ての技術で業界トップクラスの腕前を誇る美容師です。今回はそんな浜口さんが大切にしている習慣を教えていただきました。若手美容師必見です。インタビューは前編・後編の2回、まずは前編からどうぞ!

 


 

地元の宝物を全て捨てて上京

 

 

僕は山野美容芸術短期大学を卒業し、「日本一のサロン」と言われるMINXに入るときに美容師として成功するために必要なもの以外を全て捨てました。携帯に入っている連絡先を全て消して、当時付き合っていた彼女にも、ギリギリまで悩んでいましたが入社前日に「明日からMINX入って美容師として頑張るから、さよなら」と電話で伝えました。

 

今振り返ると、ひどいことをしたと思いますけれど、そのくらいの覚悟があったんです。成功を掴むためには代償が必要だと思います。当時は業界的にも「雑念を捨てて修行する」っていう感覚が強かったんですよね。それに美容師は、他の職業と違ってすごくたくさんの要素や知識やスキルを求められる職業です。いわゆる、普通の仕事ではないですからね。

 

もともとアニメやゲームが大好きで、特にエヴァンゲリオンは何百回も見た記憶があります。けれど、全部捨てました。だから自分の中で、20歳から30歳くらいまでのサブカルチャーはごっそり抜けています。スマホゲームすらやっていません。けれど、その甲斐があって、前職のサロンでは同期の中で売上トップをずっと維持したり、たくさんのサロンワーク以外の活動も経験しました。

 

当時と時代も違うしライフワークバランスなんて言葉も出てきましたが、美容師の業界の根本的なものは何も変わっていない気がします。


何も捨てないまま美容業界に入る人もいると思うけれど、確実な結果を得るためには、何かを捨てないと、今の時代でもなかなか難しいんじゃないかなと僕は思います。

 

少なくとも僕は、何も捨てないまま上に登り詰めた人は見たことがないですね。
Z世代と言われる子達ですら、こっそり何か我慢したりしていますよ。

 

ちなみに、当時の反動で、今はめちゃくちゃ漫画やフィギュアを集めていて、週に3日間だけ過ごす横浜店の近くの家には、フィギュアと漫画ばかりの部屋があります(笑)。一生好きなことを我慢しろというわけじゃなく、将来好きなことだけして生きていけるようになるまでは、一時期突き詰める時間が必要なんだということです。

 

 

 

>美容師はレールがない人生だから先が見えなくて当然だ

 

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