センスがダダ漏れ!街ゆく人も思わず振り返るサロン「good thing」に行ってみた!
美容師としての腕前はもちろん、フォトやムービーでも類稀なセンスを発揮している伊藤竜さん。2022年12月に北参道に「good thing(グッドシング)」を立ち上げました。一体、good thingはどんなサロンなのか、立ち上げメンバーの一人で、伊藤竜さんの右腕的な存在であるmarinさんにお話を聞きました。普通の美容室じゃつまらないと思っている人に読んでほしいインタビューです。
good thingはこだわりしかないサロン
編集部:伊藤竜さん(Instagramフォロワー6万人超、美容師やクリエイターからも人気)が、またイチからサロンを立ち上げたと聞いて驚きました。
marin:私も前のサロンから伊藤竜さんと一緒なのですが、古着やクラシックなカルチャーを表現するサロンをつくりたい気持ちがあったのかなと思います。
good thingは、美容業界に向けてというよりも、クリエイターなどモノをつくっている人たちに響くような場所にしたいと考えて、内装などにもめちゃくちゃこだわりました。
おしゃれなショップの内装ばかりを手がけてきた、知る人ぞ知る工務店に発注しています。家具も鏡も特注が多いし、シャンプー台やセット椅子もこだわり抜いたものだけを揃えています。
編集部:サロンの場所も、原宿でも表参道でもなく、北参道という絶妙なエリアですね。
marin:北参道や代々木から近いんですけれど、千駄ヶ谷からもこられるし、明治神宮前からも歩けるんですよ。サロンの前の通りは人通りもあります。
何より私たちは、この街並みが好きです。ちなみに今の物件は、5社も競合がいたので、プレゼンしてオーナーさんにgood thingを選んでいただいたんですよ。
ただ髪を切るための場所にしたくない
編集部:ということは、サロンのコンセプトが魅力的だったからなのかもしれませんね。
marin:コンセプトは、ただ髪を切るための場所ではなく「ライフスタイルに寄り添う場所」です。
ハンドソープやリップバーム、ディフューザーなどをカウンターで販売しているし、マスクやソックスなどもオリジナルのものをつくりました。
タバコ屋さんのように、お店の外から買い物ができる売店スペースもつくっています。
また、これからコーヒーマシンを入れる予定があります。コーヒーを販売するとなると免許や許可がたくさん必要になるので難しいので、普通の美容室で提供されるドリンクと同じように、無料で提供する予定です。
編集部:メンバーも個性派揃いですね。
marin:もちろん、美容師もいるんですけれど、アイリストもいるし、ヘアメイクもいるし、仙台から、月1回きてくれる伊藤愛さんもいます。
伊藤愛さんはInstagramのフォロワーが15万人以上いるインフルエンサーで、予約を解放するとサーバーがパンクしてしまうくらいの超人気スタイリストなんですよ。
ちなみに今、good thingの求人をかけているところなんですけれど、美容師限定で募集しているわけではありません。「業種を問いません」とあえて書いてあります。good thingに合う人だったら、本当にどんな人がきてもいいと思っているんです。
もちろん美容師の仕事もあるし、レセプションもあるし、メイクもある。カメラマンさんが活躍できるチャンスもありますし、デザイナーさんが力を発揮することもできます。アパレルも展開しているから、マーケティングとか、服づくりのスキルも生かせると思います。竜さんも「タトゥーを入れる彫り師さんがいてもいいよね」みたいに話しているんですよ。
お客さまの視点から見ても、いろいろな人がいたほうが楽しいですよね。
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