Z世代のスター発掘! アシスタントにもかかわらず1.4万人フォロワー GARD/ëNの厚母 桜花(あつも おうか)さんのセルフブランディングとは?

 

 

SNSでの競争がどんどん激しくなっている近年。デジタルネイティブ世代の若手美容師たちは、どんな武器を持って激しい競争の中を勝ち抜いているのでしょうか?

今回は、今年12月にGARDENの新店舗としてオープンしたばかりのGARD/ëN表参道の厚母 桜花さんが登場。Instagramではセルフヘアアレンジや暖色カラー、ボブスタイルを打ち出し、1.4万人のフォロワーがいる厚母さんですが、実はまだ3年目のアシスタント。スタイリストデビュー前に本格的にSNSに取り組む理由や、投稿のモチベーション、そして、自己ブランディングついて伺いました。

 


 

入社してすぐ自粛期間に入り、Instagramを本格的にスタート

 

 

私は岐阜出身で、名古屋の美容専門学校に通っていたのですが、クラスの人数が少なかったせいか、テストなどの順位が大きく貼り出されることがよくあったんです。

負けず嫌いな性格なので良い順位を取りたくて、ワインディングの練習なども放課後に残ってやっていました。

授業の中で『タイム取り』があって。それこそ、ワインディングとかは早くできた人から黒板に名前を書いていくのですが、「絶対に一番になりたい!」と思ってめちゃくちゃ気合を入れてやっていましたね。

 

最初から、美容師をやるなら10代後半〜20代の女性のお客さまが多い東京の大手サロンで働きたいと考えていたので、それに該当するサロンを20か所くらい見学しました。

GARDENは大手サロンの中でも特に人の温かみがあると感じて、「ここで働きたい!」と思って応募したんです。

 

 

でも、実は私、面接自体が得意じゃなかったこともあって、一次募集のときは面接で落ちてしまったんですよ。そのあと、諦めきれずに原宿店の店長に会いに行ったんです。二次募集に向けて、一次の面接で自分に何が足りなかったのかをヒアリングしたくて。その時に言われたのが「この人を採用したい!と思える要素がなかった」という決定的なもので……。

なので、一次のときとは印象をガラッと変えようと思ったんです。まず、髪を思いっきり切ってショートに。そして、自分がGARDENでどうなりたいのかを明確にしました。友達に協力してもらって、自己分析を徹底的に行ったり、当時のバイト先のオーナーに頼んで面接の練習をしてもらったりもしましたね。

 

 

その甲斐あって、二次募集の面接では自分を印象付けることに成功して、採用してもらうことができました。

私が入社したのが2020年4月なので、ちょうど新型コロナウイルスによる一回目の緊急事態宣言のときです。入社早々お店も休業になってしまったので、ほとんどの時間を家で過ごしていました。その頃に「家にいてもできることってなんだろう?」と考えて実践したのが、SNSでセルフアレンジの写真をのせることだったんです。

 

>「しんどい」よりも「負けたくない!」が勝った1年目

 

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