スノボでリスク承知の大ジャンプ! 常に変化を起こし、退屈な日常をつくらない-punel MANATO(佐藤真那人)の習慣 後編-
ブリーチカラーのパイオニアと言っても過言ではない色の魔術師、ヘアサロンpunelのMANATOさん。9.8万人のフォロワーを抱えるInstagramでは、上質かつテクニカルなヘアを披露しています。今回はそんなMANATOさんが大切にしている習慣に迫りました。インタビューは前編・後編の2回、本記事は後編です。ぜひ前編とあわせてご覧ください。
習慣を“つくらない”ことが僕の習慣
僕は習慣をつくらないことを習慣にしているというか、常に変化を起こすことを大切にしています。身近な話でいえば、朝起きる時間も夜寝る時間もかなりバラバラ。同じものをずっと食べ続けることもあまりないです。
あえてテレビを積極的に見ることがあれば、全く見ないことも。行きと帰りで通勤に使う電車を変えることもありますね。
常に新しい何かを発見していかないと、僕らのようなアイデア勝負のサロンは苦しくなってしまいます。オンラインサロンのネタも切れてしまいますし。
もともと僕は何かを意識的にインプットしているわけではないので、日常に変化を取り入れることで新しい刺激を受ける必要があるんですよ。
例えば、いつもと乗る電車を変えたら、見える景色も乗客の雰囲気も違います。いつもと違う吊革広告を見るのも新鮮です。その沿線のカルチャーも感じられます。きっとこれは毎日同じ電車に乗っていたら気づけなかったことです。
一時期、全国からマッチョな人が集まるご飯屋さんにハマったこともあります。たんぱく質が多くて、ヘルシーで味もそこそこだったんですけど、単純に普通にご飯食べるよりもおもしろいじゃないですか。
ただご飯を食べるだけじゃなくて、人気があるメニューとそうではないメニューを試してみたりするのも楽しい。やっぱり売れ残るものは不味くて、尖ったものをつくりすぎるとバランスが悪くなって受け入れられないんだなと思いました。そういう気づきが仕事にも生きてきます。
最近はYouTubeしか見ていないという美容師さんも多いと思いますが、僕はテレビも見るし、テレビCMが好きです。あの15秒という短い尺で、何をどのように訴求しようとしているのかを作り手の立場で考えながら見ると、それがコンテンツづくりのヒントになるんですよ。