Z世代のスター発掘! 25歳で渋谷の次世代サロンのオーナーとなったPELE平野康太さんのセルフブランディングとは?
SNSでの競争がどんどん激しくなっている近年。デジタルネイティブ世代の若手美容師たちは、どんな武器を持って激しい競争の中を勝ち抜いているのでしょうか?
今回は、2022年3月に渋谷で新しい歴史を刻み始めたPELE(ペレ)のオーナーの一人である平野康太(ひらのこうた)さん。人気美容師・RYUSEIさんの誘いでBeleza(ベレーザ)に参加、めきめきと頭角を現し、今やオーナーとなった平野さんですが、話を伺うと、「友達がいて楽しいから美容師をやっている」「目立つのは好きじゃない」など肩の力が抜けた発言が飛び出しました。
そんな平野さんのSNSでのセルフブランディングはどんなものなのでしょうか?
Belezaに参加して初めて意識した自分のブランディング
こう言うとちょっと嫌な感じに聞こえるかもしれませんが、僕は「美容師になりたい!」という志があって美容師になったわけではないんです。
高校受験で燃え尽きてしまった僕は、大学受験のために勉強するのはもう嫌で、かといって社会人にもなりたくない……学生で居続けるために選んだのが、美容学生という道だったんです。現在、Beleza HOMMEの代表を務めている小池(連太郎)は高校の同級生で、彼の影響を受けました。
新卒で働いたサロンも彼に連れられて行った説明会がきっかけで入社を決めました。
だから、そのサロンを2年で辞めてBelezaに参加するまでは、自分のブランディングなどはまったく考えてもいませんでした。
Belezaに参加を決めたのは、小池経由で現在PELE共同代表でもあるRYUSEIから「一緒にやらないか」と誘われたのがきっかけです。
RYUSEIとは美容専門学校の同級生ですが、当時はそこまで親しくなかったので正直「なんで俺?」と思いましたが、「出勤したら友達がいるって楽しいかも」と思い本当に気軽な気持ちで応じました。今から3年前になります。
当時、BelezaはRYUSEIが加入した影響でハイトーン目当てのお客様さまがものすごく増えていました。僕は顧客ゼロの状態でこちらにうつってきたので、ハイトーンのフリーのお客さまをたくさん担当するようになりました。
ある時、ピンク系のハイトーンのお客さまが続いたことがあって、「これを打ち出そう」と決めたんです。今のインスタの投稿の下地が出来上がったのがこの頃ですね。
ピンクのハイトーンを打ち出し始めるとそのスタイルにしたいお客さまがいらっしゃるようになるのですが、それでも指名売上は10数万円ほど。
指名が増えるようになったのは、RYUSEIの英国留学をきっかけに彼のお客さまを多少任せていただけたことがきっかけです。
一般的に、美容室の繁忙期は12月と3月と言われていますが、学生のお客さまが多いBelezaの場合は、圧倒的に3月の卒業シーズンの方が盛り上がるんです。なので、この時期に照準を合わせて初カラー、初ブリーチの学生にウケそうなミルクティーベージュのコラージュをSNSに投稿したらこれがバズり、Belezaに入って9カ月で指名売上が130万円を超えたんです。そこから売上も右肩上がりで、今はアベレージで300万円を超えています。
>ピンク系ハイトーンはInstagram、それ以外のカラーはTikTokで使い分け
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