「攻めナチュラル」の匠、榎本洋介がハマる「空間づくり」の世界 -toiro. 榎本 洋介の習慣 前編-

 

 

「#攻めなちゅカラー」「#えのhair」など自然体なのに印象的なオシャレヘアーを提案している榎本洋介(えのもと ようすけ)さん。2022年5月に代官山toiro.の代表に就任し、ブリーチカラーのスペシャリストの久保山 翔(くぼやま しょう)さんとともにハイセンスなヘアーを提供しています。今回はそんな榎本さんの習慣に迫ります。インタビューは前編・後編の2回、まずは前編からどうぞ!

 


 

お客さまはヘアデザインだけではなく、「居心地のいい空間」を求めている

 

 

コロナ禍に入ってから「空間」が持つ価値が上がっていると思います。例えばお客さまは、髪を切るためだけにヘアサロンにくるのではなく、「ヘアサロンの空間で過ごす時間」を楽しみにしている人もいるんじゃないでしょうか。ただ髪を切るだけなら、地元にも上手な美容師がいるかもしれない。それでも、わざわざ都心に出てくるのは、その空間や人が心地いいからだと思うんですよね。

 

 

僕も「居心地のいい空間」にはすごく興味があるので、時間があるときは色々な場所に足を運んでいます。例えば、toiro.がある代官山には「代官山 蔦屋書店」があります。カフェやギャラリーもある文化的な空間です。建物もモダンだし、内装は木を基調としたゆったりとしたつくりになっています。土地柄なのか、アートやデザイン、ファッションに関する書籍も多い。きっと、「代官山 蔦屋書店」が好きな美容師さんもたくさんいると思うんですが、やはりデザインやファッションに興味がある人が好む空間になっていますよね。

 

同じ蔦屋でも銀座店は外国人客が多いからなのか、ジャパニーズカルチャーを強調している雰囲気で内装も和モダンでシックでした。こういう違いを知るのも面白いです。本を読むことは別に蔦屋書店でなくてもできるけれど、その場所が好きだから足を運んでいるわけです。これって、ヘアサロンにも通じる話なのかなと思います。

 

>あえて自分の髪を違うサロンの人に切ってもらう理由

 

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