美容師の聖地へ! イギリス留学のこと

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美容師ならば一度は行きたいと憧れる地「イギリス(英国)」。英国の正式名称は、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国からなる連合国です。言わずと知れたヴィダル・サスーンの聖地。伝統ある荘厳な街並みと文化の中で、新しいファッションや音楽、エンターテイメントを生み出す新と旧が交差するパワフルで魅力的な場所です。そんな美容師留学の中でも人気の英国留学についてご紹介します。

 


 

英国のサロン事情とは?

 

英国人はやはりおしゃれですが、服はいたってシック、その分髪で遊ぶ人が多く、スタイルチェンジも頻繁です。そのため英国には多くのヘアサロンがあります。

働き方としては、英国のサロンはほぼ歩合です。美容師は基本的にアーティストとして見られる立場になりますので、教育や正社員雇用についてはほとんどありません。

日本の美容師免許のようなものはありませんが、実際には美容学校に当たるものに通ったり、実務経験を積んで美容師デビューすることになります。その分国際美容ライセンスで自分の実力を証明することも必要かもしれません。

 

給与は日系サロンであれば¥200,000程度。物価から考えるとやや安めな金額になりますね。もちろんトップスタイリストになれば稼げる金額は桁違い、アーティストですので実力が物を言う世界です。しかし何と言っても日本と異なるセンスや技術そして世界を魅了する最先端のスタイルがある英国のサロン。憧れはつきませんね。

 

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なぜ人気!? 英国留学

 

美容師の留学先としても人気の英国。ワーホリでも倍率は10倍~20倍とも言われています。

ではなぜこんなにも人気なのか? まずは語学を学ぶのに最良の地であること。アメリカでも、オーストラリアでもカナダでも最近はアジアでだって、どこでも英語の語学留学ができます。しかし“本当に美しいクィーンズイングリッシュを学びたい”となるとやはり英国という選択肢になります。美しい英語がしゃべれるということは、日本人が思う以上に大切な能力。そんな美しい英語をじかに学ぶために英国に留学生が集まるのです。

 

そして美容師にとって重要なことはやはり、英国が流行の発信地であること。流行が生まれるのを目の当たりにし、その空気を感じることができるのは英国ならでは。もちろんヴィダル・サスーンの聖地で学びたい! という美容師もたくさんいます。

 

 

物価・治安! 暮らすのに必要なこと

 

実際に英国に留学するのなら物価や治安は最も気になるところ。

ロンドンについては英国の中心地であり、観光地、各国の移民の数もかなり多く、治安は日本と比べるとよくはありません。海外の大都市ですので、ある程度は仕方がありませんので自己防衛しましょう。その分多種多様なものが集まる刺激的な都市であることは言うまでもありません。

 

物価については、東京の1.5倍から2倍程度。物によってはもっと高いものもあります。タバコは1箱¥2,000、コーラが500mlで¥250~¥300、ハンバーガーのセットが¥1,000程度と考えるとわかりやすいでしょう。ただしこれらはロンドンなどの中心地にかぎります。例えば学生の集うマンチェスターやシェフィールドなどの地方都市では治安も中心地より幾分良く、物価も2割ほど下がります。また学生であれば学食が¥500程度で食べられるなど、暮らしやすい環境になりますね。

 

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英国で美容師として働きたい!

 

英国で美容師として働くにはワーキングホリデーが一般的です。普通の美容師がいきなり就労ビザをとって働きに行くということが難しいためです。しかし英国のワーキングホリデーは前述のようにとても人気で倍率が高いため、運よく抽選に当たる必要があります。

それが難しい場合には留学ビザや観光ビザで渡英し、ローカルサロンでサロン体験することで英国の美容に触れることは可能です。当然就労ではありませんのでその点は注意が必要ですが、体験であっても英国で美容師として現場を知ることは素晴らしい経験になるのは間違いありません。また、狭き門ではありますが、体験していたサロンのサポートで就労ビザが取得できれば、英国で美容師として働き続けることも可能です。いずれにしても語学力は必須! 語学が習得できるプランをねりましょう。

 

 

英国留学は語学でも美容でも充実した生活が送れそうですね。自分の目的が何なのか見極めて最適なプランを探りましょう。どこから手をつけたらよいのかわからない! という方はエージェントを利用するのも1つの手です。語学プログラムと都市でのサロンワークを体験でき、マドンナやケイトモスを手がけるトップアーティストの仕事を間近で見られるなんていうプログラムなどもあるそうです。一度相談してみるのもよいかもしれません。

 

(取材・文/QJナビ編集部)

 

  取材協力

美容師海外エージェント

セイファート海外サポート

www.seyfert-cd.jp/abroad/

 

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