NAVY×gatsby THE DESIGNERが描く「アフターコロナのメンズ美容」 美容学生向けスタイリング・ワークショップを開催!

 

 

2022年4月29日、メンズ美容を牽引するヘアサロンNAVYと、gatsby THE DESIGNERのコラボレーションで、美容学生向けにNAVY×gatsby THE DESIGNER『MEN’S HAIR WORK SHOP』を開催しました。その実施の狙いと、そこから見据えるメンズ美容の未来について、NAVY代表の宇野文彦さんと、gatsby THE DESIGNERのマーケティングを担当しているマンダムの清水美紀さんに語っていただきました。後半ではワークショップの様子もレポート。ぜひ最後までご覧下さい。

 

プロフィール
NAVY

代表

宇野 文彦(うの ふみひこ)


神奈川県出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業後、LIPPS 入社。トップスタイリスト、ディレクター、そして表参道店の代表に就任。2017 年4 月LIPPS 退社後、5 月にNAVY を立ち上げ、現在に至る。2020年4月に渋谷から表参道に拡張移転。2022年、NAVYがカミカリスマ2022のGREATY∞部門に認定される。

 

 

プロフィール
株式会社マンダム

gatsby THE DESIGNER

ブランドマーケティング一部

清水 美紀(しみず みき)


gatsby THE DESIGNERとは、「多様性」と「自己表現」をテーマに誕生したメンズコスメライン。今のヤング男性がなりたい像をトータルでデザインするコスメライン。メイクアップ・スキンケア・スタイリング・ヘアカラーリング・ネイルの5シリーズを展開し、それぞれに旬なプロフェッショナルを迎え、トータルの世界観の監修および商品の共同開発・スタイル提案をしている。

 


 

特技を生かして「美容の楽しさを体験できる場」をつくりたい

 

 

宇野:今回イベントを企画したきっかけは、メンズ美容の世界で育ててもらった身なので、自分の強みや好きなことを生かして、何か役に立ちたいと思ったことです。何ができるかいろいろと考えたのですが、やはり自分が好きで得意だと思っているのはスタイリングなんですね。だから、これからの美容を担う人たちに向けて、スタイリング企画をやりたいと思いました。

 

美容専門学校は、国家試験対策の授業が多いです。これは学校の運営上、致し方ない部分があると思います。でもそれだけでは本当の美容の楽しさを体験できないのではないかなと。だから、課外授業のような感じで、学校では教えてもらえない面白さ、楽しさを伝えていけたらいいなと思いました。

 

最初は自社だけでやろうと思いましたが、僕たちにはまだ多くの学生を巻き込む影響力はありません。そこで、昨年から携わらせていただいているgatsby THE DESIGNERの担当者 清水さんに声をかけて、一緒にメンズ美容を盛り上げていくための場をつくることになったのです。

 

清水:当社は宇野さんとgatsby THE DESIGNERのワックス開発でご一緒させていただいています。もともとgatsby THE DESIGNERは、より多くの男性に自由に自己表現を楽しんでもらいたいという想いから出発しています。美容学生さんに美容の楽しさを知ってほしいという思いは、我々としても一緒でしたので、いただいたお話に強く共感し、「是非!」と二つ返事でした。今回のワークショップでは、gatsby THE DESIGNERのワックスを使用しながら、スタイリングを楽しく体験していただきたい、またスタイリングをすることで、やっぱりカッコよくなれるんだなということを改めて認識してもらえるような機会になればと思っています。

宇野:ワークショップでは、gatsby THE DESIGNERのワックスを使ってストリート系の躍動感あるスタイルをつくりたいと思っています。

 

 

売れるヘアをコピーしているだけじゃ、つまらない

 

宇野:僕が技術者として駆け出しの頃、雑誌に掲載されている一部店舗のトップスタイリストが目立っていて、お客さまはそういう情報から探すしかなかったと思います。それが、スマホとSNSが普及して、美容師が個人メディアでヘアスタイルを発信できるようになりました。みんなが平等に有名になるチャンスを得たと僕は捉えています。

 

お客さまも多様なヘアスタイルの中から好みのスタイルを見つけられるようになりました。メンズのかっこいいスタイルも、かなり細分化されてきていると思うんですよね。ストリート系、韓国系、モード系など、いろんなものから選ぶことができる。美容師側はお客さまに認知されやすくするために、何か強みをつくったり、特化した個人メディアをつくったりするようになった。それが今だと思います。

 

一方で、Instagramなどを見ると、表面上流行りのヘアスタイルをコピーしただけのようなスタイルも増えてきています。お客さまがその中から「本物」を見つけ出すのはすごく大変です。美容師も選択肢が多すぎて、「やりたい何か」を見失っているんじゃないかと思います。やりたいことではなく、売れるためにやっている人も少なくないはず。

 

個人的には、何かの技術に特化して稼ぐ方法は少しつまらなくなってきている気がして。今こそ本当に美容の面白さとか、熱中できる何かと向き合うタイミングだと思っています。特化することよりも、自分のキャラクターを立たせることがすごく大事だと思っていて。そのためにはやりたいことに没頭していないと薄まってしまうんじゃないかなと。ワークショップの短い時間でそこまで伝えられるかわからないけれど、ワークショップでは想いも届けていきたいと思っています。

 

スタイリングは最も簡単に見た目の変化を楽しめる時間

 

 

 

清水:今は男性もスキンケアをするのが当たり前の時代になってきていて、最近ではメンズメイクやネイルなども楽しむ男性を見る頻度が増えたことで、メンズ美容の広がりと盛り上がりを感じています。ただ、スタイリングに焦点を当てると、やっぱりコロナ禍で外出機会が減ったので、スタイリングの頻度が下がっているのだと思います。もちろんスタイリングした方がかっこいいことは分かりつつも、しなくても生活が成り立つようになってしまったんですよね。

スタイリングってもっとも見た目の変化を楽しめるじゃないですか。だからもったいないなと思っています。そのような中で、宇野さんのようなプロに、スタイリングを教えてもらえる機会はすごく価値あることです。参加される学生さんにはぜひ、実際に手を動かしながら学んで、スタイリングの楽しさを味わうとともに、ゆくゆくは自分のお客さまに伝えていけるようになっていただけたらと願っています。

 

宇野:やっぱりね、好きを見つけるきっかけは、褒められること、喜ばれることだと思います。ワークショップで学んだことが、成功体験につながればそこから成長の階段をどんどん登っていけるはずです。

 

 

アフターコロナで、メンズの「スタイリング熱」はきっと再燃する

 

宇野:コロナの影響はあったと思いますけれど、「やっぱりスタイリングしたほうがかっこいいし、楽しいよね」とみんなが考える時期がまたやってくると思います。なんだかんだ言っても、みんなカッコよく見られたいじゃないですか。美容室でセットした日に周りの人の反応が違ったりしたら、うれしいだろうし。スタイリング剤とも向き合って、どうしたらかっこよくなれるか分析しながら髪をいじるのも楽しいことですし。SNSが当たり前の今、誰もが「見られること」にも敏感じゃないですか。だからきっとスタイリング熱は再燃するはずです。

 

清水:メイクやネイルの話を先ほどしましたけれど、それにファッションを合わせたりして、自己表現の幅が広がっているのが今だと思うんですよね。「自分なんて・・・」とか「男性だから」と制限をかけることなく、本当にやりたいことをやっていただきたい。今回の宇野さんとの共同企画を切り口に、メンズ美容の楽しさがもっと広がっていけばいいなと思っています。

 

 

>次のページではワークショップ当日の様子をレポート!

 

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