【業界動向】一人で独立?それともパートナーと共に?サロン経営が多様化する中、パートナーとの起業を選ぶ動きに注目。運命共同体でもあるビジネスパートナーとの相性度は?
近年、新規出店のサロンの中には、共同オーナーという形で舵取りするスタイルをよく見かけます。確かに、たった一人でビジネスをスタートするより、信頼する仲間と一緒に始める方が何倍も心強いはず。しかし実際のところはメリットもデメリットもありそう…。どんな流れで一緒にやることになったの!? 実際のパワーバランスは!?などなど、ビジネスパートナーとスタートアップした彼らの実態をリサーチしてみました。
>#1 ブランディングとマネジメント。W BOSSサロン RESSUAL
>#2 動画もコスメも。唯一無二のクリエイターユニット munico
>#3 友情を超えた関係値。信頼度100%のパートナー SHARON
>#1 ブランディングとマネジメント、完全に任せるスタイルのW BOSSサロン
RESSUAL(レジュアル)@ressual.hair
DRESSとCASSUALの間をデザインコンセプトとし、「日常の上に成り立つデザイン」を意識した、お客さまそれぞれの日常に溶け込むような、オーダーメイドのヘアデザインを提案。様々なデザイン性を持ったヘアスタイリストが在籍し、それぞれが多様なデザインを提案している。また、美容師の抱えやすい問題に向き合い、従業員の働きがいや、やりがいのある組織づくりを実践している。
- プロフィール
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【プロフィール】
佐藤友哉 代表 @satotomoya
広島県出身。専門学校卒業後、都内サロンを経て2020年RESSUALを立ち上げる。多くのメディアでヘアデザイン提案や技術解説を担当。業界内のアワード受賞、セミナー講師、商品開発などにも携わる。
樋口佑一 代表 @yuichi__higuchi
神奈川県出身。専門学校卒業後、都内サロンに就職し、系列の名古屋3店舗のエリアマネージャーを経て、2020年RESSUALを立ち上げる。勤続13年の間に数多くの出店に立ち会いマネジメントを学ぶ。
Q1. お二人の出会いから、サロン出店までの経緯を教えてください。
学生時代に2人が専属のモデルをしていたファッション誌の撮影で知り合いました。お互いに就職してからは年に1度会う程度でしたが、2018年頃からよく飲みに行くようになり、そこで仕事の話をしている内に、徐々に意気投合。共同でオープンすることになりました!
Q2. それぞれの役割を教えてください。
樋口が経理や事務などの裏方業務、主にマネジメント担当で、佐藤がサロンワークや撮影など、技術的なこととブランディング担当です。
Q3. 相手をビジネスパートナーに選んだ決め手は?
全く色の違うサロンで10年以上働いてきたので、考え方や店の運営の仕方、営業の仕方などの全てが違います。お互いに自分の足りない部分を補完できると思ったからです。(樋口)
同じ美容業界ですが、自分とは違う歩みを経ていて、その経験や思考が作りたい会社像に必要な存在だと感じたからです。(佐藤)
Q4. 意見が分かれたり、ぶつかった場合、どのように解決していますか?
今のところぶつかったことがないです。多少意見が割れる事もありますが、その時は話し合って決めています。完全に役割分担しているので、今後もぶつかることはないかなと思っています。
Q5. ビジネスパートナーとなってから、それまで知らなかった相手の新たな一面やギャップはありましたか? あれば詳しく教えてください。
20年近い付き合いなので、そんなにギャップはなかったかな!(樋口)
負けず嫌いで人想い、左脳的思考なところですかね。以前は表現を隠すような印象を持っていましたが、ビジネスパートナーとして話すようになってからは、底に在る想いや思考プロセスなどを聞くようになり、新たな一面を感じました。(佐藤)
Q6. ビジネスパートナー制がうまくいく秘訣は?
役割を分け、お互いに任せるところを明確にすること。いい意味で頼り合うこと。何かで悩んだ時は、理念を軸に物事を考え決定することです。(佐藤)
お互いを尊重することと相手を否定しないこと。あとはよく一緒に飲みに行くこと!(樋口)
Q7.今後の目標は?
サロンとしては、それぞれのスタッフが輝ける環境を整えていき、結果として成長し、豊かな美容人生をみんなが過ごせるようにしていきたいです。自分としては、会社としてのヴィジョンを成し遂げた後に、個人として表現したいことを作り上げたいです!(佐藤)
スタッフのみんながやりがいを感じて、幸せになってもらえば…。その為に店舗を増やしたりはしていく予定です。人が辞めずに、長く続くお店にしていきたいです!(樋口)
Q8. パートナーを他己紹介してください!
【樋口→佐藤】
寡黙な職人気質なやつ。一見怖そうだけどお茶目なやつ。兄貴肌!
【佐藤→樋口】
不具合がないか、常に点検をしている整備士のような人。オイルを挿したり、サビを取ったり、ネジを閉めたり、らしさを出しながら様々な点をケアしている人です。
>#2 ハードとソフトの分業が上手くいく秘訣!? 唯一無二のクリエイターユニット