ブランディングの基本! 人気サロンの美容師に聞く、プロフィール写真のこだわりを徹底解説
美容師さんにとって、プロフィール写真は欠かせない商売道具のひとつ。サロンや自身ブランドイメージを作る大切な一枚です。どんな視点を持って撮影し、どんな写真を選べば、より一層「自分らしさ」が見た人に伝わる一枚になるのでしょうか?
そこで今回は人気サロンの美容師さん3名に、ご自身のプロフィール写真でこだわった点、またこだわったことで感じたメリットについて伺いました。新入社員としてプロフィール写真をこれから撮る方、またプロフィール写真を撮り直そうかと考えている方、必見です!
>サロンの明るさと元気のよさを全身で表現! インパクトのある写真は何よりの強み-THE REMMY 倉田聡子さん
>上品な大人感と親しみやすさにこだわり! SNSのアイコンと統一し新規集客に成功-MINX 冨谷蓮さん
>自分らしいガーリーさを前面に! 客観的な意見を取り入れてお客さまの視点を意識-ALBUM 岡村彩花さん
サロンの明るさと元気のよさを全身で表現! インパクトのある写真は何よりの強み-THE REMMY 倉田聡子さん
- プロフィール
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THE REMMY
スタイリスト/倉田聡子(くらた さとこ)
国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロンを経て2015年4月に26歳でTHE REMMYのオープニングスタッフとして参加。金髪ベリーショートをトレードマークとし、似合わせを考えたショートヘアの提案を得意とする。Instagram @sat0k0_k ではお客さまのヘアスタイルや自身のファッション・ヘアメイクなどを発信し、20代30代のみならず幅広い世代の女性から支持を得ている。
―現在メインで使用しているプロフィール写真はどうやって撮りましたか?
プロのカメラマンさんにサロンで撮影してもらいました。
撮影するときは、まずお店の雰囲気と自分の雰囲気が伝わるように、髪型やファッションを考えます。スタッフのプロフィール写真はお店の顔になるものだと思うので、表情は明るく元気なイメージが伝わるように笑顔を心がけていますね。また白背景で撮影しているので、簡素な印象になりすぎないように体の動きを入れているのも特徴の一つです。ポージングはオーナーの案をもとに、スタッフそれぞれに合うものをサロンみんなで考えています。
―プロフィール写真を選ぶ際に重要視しているポイントはなんですか?
「お客さまにどう見られたいか」を考えて選んでいます。
私は「元気をもらえる、会いに行きたくなるような美容師」がモットー。サロン全体でも「このお店に行ったら楽しそう!」「THE REMMYに行ったら元気がもらえる!」と思ってもらえるような雰囲気づくりを大切にしています。なので、笑顔で活発な印象の写真を選ぶことが多いですね。
―新しいプロフィール写真には、どんなタイミングで変えていますか?
20代のうちは髪型やメイクを変えるたびに撮り直していましたが、最近はいい意味で落ち着いてきたので、この2年くらいは変えていません(笑)。でも直感で「もう古いなぁ」と感じたら変えるようにしています。サロン全体では、プロのカメラマンさんに不定期で撮っていただいているので、お店のスタッフが複数人で撮り直すことが多いです。
―倉田さんはSNSではメインのプロフィール写真とは別の写真をアイコンにされていますが、なぜ使い分けているのでしょうか?
SNSでは、やはり人の目にとまるような写真であることが重要だと思っています。だから、メインのプロフィール写真よりも、より印象強い写真を選んでいます。今のInstagramのアイコンは、2020年にお客さま宛の年末ご挨拶DMのために、サロンでカメラマンさんに撮ってもらった写真なんです。パンクな雰囲気が、投稿やストーリーに出てきたときに目にとめていただきやすいのではと思い、使用し続けています。
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ポージングはVivienne Westwoodの写真を参考にしました。DMのイメージがトレインスポッティングのオマージュだったので、それに合うようなポーズを直感で決めたんですよ。
―最後にプロフィール写真にこだわってよかったと感じることはありますか?
サロンもInstagramも2年以上前に撮影した写真を使っていますが、しっかりとイメージを決めてから撮影しているので、時間が経っても違和感なく使用できていることがよかったなと思いますね。そんなに頻繁に撮り直さなくても、ハイクオリティーでインパクトのある雰囲気の撮影がサロンで可能であることが、THE REMMYのプロフィール写真の強みだと思っています。
>メイクや服の色、体の向きなど、細部まで考え抜かれたMINX 冨谷蓮さんのプロフィール写真のこだわりとは?