憧れのトレンド発信国“イギリス”で出会った美容師マデリン-旅人美容師の世界一周の旅コラムvol.4イギリス編

9_news_9_1

 

「世界一周をしながら、1,000人カットする! 」

そんな夢を抱きながら旅する美容師、桑原淳(くわばらじゅん)さんの大人気連載の第4弾!  毎月ひとつの国を取り上げ、美容師目線で見たその国の文化や情勢、住む人の特徴や髪質、実際にカットしてみたエピソードなどを紹介します。

 

>vol.01カンボジア編はこちらから

 

>vol.02タイ編はこちらから

 

>vol.03インド編はこちらから

 


 

こんにちは。旅人美容師の桑原淳です。

 

僕は現在、 “さまざまな国を周って1,000人カットする”という夢を掲げ、世界を旅しています。

この度、好きな美容師をしながら、「ハサミ」一本でいろんな人に出会い、経験をしたことを、僕なりの解釈で紹介させていただきます。

 

今回は美容師の憧れの地と言っても過言ではないイギリスです。

 

9_news_9_2

イギリスといえばどんなイメージがありますか?

僕は、ヨーロッパの左側に浮いたあの島に、エリザベス女王がいて、オシャレな人がたくさんいて、赤いバスが走ってて、赤い電話ボックスがあって・・・。

というようなイメージでした。



日本では単に”イギリス”や”英国”と呼ばれることが多いですが、正式にはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と言います。

ウェールズ、スコットランド、北アイルランドそしてイギリスの4つの国の総称です。

僕自身も以前は勘違いしていましたが、イギリス以外の3つの国はそれぞれ独自の言語、政権、首都をもち、イギリスの一部ではなくイギリス王室属領という扱いになります。


そういった勘違いから生まれる、よくしてしまいがちな失敗で、例えばウェールズ人に会ったときに「Are you English?」と聞いてしまうことがあります。

ウェールズ人はイギリス人ではないので、それは大変失礼なことなんです。

イギリスを含む島全体や、そこに住んでる人を指す場合は「UK」「ブリティッシュ」という言葉を使えばいいのですが、中にはそれもよく思わない人もいるそうです。


そんなちょっと複雑なユナイテッドキングダムですが、今回僕はそのなかのイングランドの首都である“ロンドン”を訪れました。

 

9_news_9_3

ロンドンは800万人以上が暮らすヨーロッパで1番の大都市で、ニューヨークと並び世界をリードする都市として、芸術、商業、教育、ファッション、メディア、観光などかなり広い範囲の分野にて強い影響力があります。

また世界で最も来訪者の多い都市であり、オリンピック開催都市としては史上最多だそうです。


つまり世界的に大人気なんですね。

またロンドンは驚くほど物価が高い街です。

僕がいた当時は1ポンド約180円

宿は安くても10数ポンド、レストランでも安くて6 ポンド、地下鉄の初乗りは4ポンドとかなり高額です。

 

9_news_9_18

それから、ロンドンは非常にインターナショナルで、決してイギリス人だけが生活しているわけじゃありません。

北欧系、東欧、スペイン系の人たち、そしてアジア系、アラブ系、アフリカ系。

街を歩けばいろんな肌の色、顔の人がいて、いろんな言葉を話していて、世界のさまざまな人種がこの街に集まっているなという印象。

特に外国人の少ない日本で育った僕には結構衝撃でした。


ロンドンについた初日、さまざまな災難? が降りかかりしかたなく公園で寝るハメになりました。

 

9_news_9_4

そのことを、世界中で人気の写真投稿アプリ“Instagram”に投稿したところ、イギリス人のフォロワーの方々から「寒いからウチに来なさい!」との温かいお言葉をいただき、その中の1人の美容師の女性と連絡を取り合うようになりました。



「もし誰かの髪を切るならうちの店を好きにつかってちょうだい! 夜も店で寝ていいからね」と言っていただいて、またとないチャンスかもしれない! とありがたくお言葉に甘えることにしました。
翌日、指定されたロンドン郊外にあるハガーストーンという駅に向かい彼女と会いました。

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング