【トーキョー美容師、地方進出】大阪sandへぎしょうたvs福岡Lond津賀雅也が緊急ZOOM対談。東京ブランドサロンの地方出店ラッシュを追う

 

東京で知名度のあるサロンが、次なるステージとして地方での勝負をかけるケースが増えています。そこで注目したいのが、地方出店の責務を担う騎手たち。東京で確固たる知名度、顧客と売上を持っているにもかかわらず、なぜ地方で再スタートする道を選んだのか。sandのへぎしょうたさんは今年1月から大阪へ、Londの津賀雅也さんは2021年から福岡へ拠点を移しました。そんな二人が地方進出で得た実感をここで語り合います。

 


 

プロフィール
【東京→大阪へ】

へぎしょうた

sand Osaka 代表

兵庫県出身。高津理容美容専門学校を卒業後、上京。都内の大型サロンに勤務。3年間のアシスタント生活を経て、sandの立ち上げに参加。ショートヘア美容師として人気を獲得。sand omotesando店長を経て、2022年1月からはsandの大阪進出を機にsand osaka代表に就任。

インスタグラム:hegi__sand 

 

プロフィール
【東京→福岡へ】

津賀雅也 つがまさや

OneBloom代表取締役社長

福岡県出身。福岡美容専門学校を卒業後、歌手活動を経て美容業界へ。『Lond』でデビュー初月に160万円を達成。ショートヘア投稿がバズり、2カ月でトップスタイリストへ、10カ月で副店長へ昇格。2021年春に株式会社OneBloomを設立。同年9月『LondBloom天神大名店』をオープン。

インスタグラム:short_tsuga

 

 

東京から地方進出。その勝算は感じている?

 

編集部:へぎさんも、津賀さんも、東京で活躍されていましたよね。そんな二人が、東京を去ることは驚きでした。タイミング的にも共通する何かを感じてしまいます。

 

津賀:僕の場合は福岡が地元なので、福岡で店を持つことは夢でした。実はLondに入社する時、「辞める時は、FCではなくて完全独立するつもりで辞める」って宣言していたんです。でもLondで働いていくなかでめちゃくちゃ恩を感じたんですよ。ダメダメだった時期の僕を拾って育ててくれて。Londは従業員第一主義。そのポリシーを何よりも自分が体験してきたので、このLondの文化をもっと広めていなければ、と。だったら自分が地方へ行って広めようと思ったのがきっかけです。それでFCの代表として福岡出店を決めました。

 

(Lond Bloom 天神大名店)

 

へぎ:津賀さんはFC代表でしたよね。sand大阪店は直営なんです。sandが次のステップとして大阪にもサテライトを作って、美容師にも広めていこうという計画がありまして。今の時代、オンラインでの交流が流行っているじゃないですか。でもオフラインでなければ肝心な部分が伝わらないと思うし。だったら自分たちからどんどん外へ出ていく。いずれは西の方へと進出していきたいですね。福岡にも出したいというスタッフもいるので、福岡出店があるかもしれません。

 

(sand Osaka )

 

津賀:福岡での営業がスタートしてから、数字面ではかなり結果を出せていると思います。12月はスタッフ8名で売上1660万までいきましたから。でもマネジメント面では初めてのことだらけですから、苦労しています。

 

へぎ:それにしても、その結果はすごい。津賀さんにとっても福岡で美容師をするのは初めての場所なんだし。

 

津賀:スタッフは、数字を追えるタイプが多いんですよ。でも本部の社長からは「お前がやっていることは50m走だ。42.195kmを走れるだけの体力がなければダメだ」と言われました。最高額を狙うのではなく、アベレージ。それが会社経営なんだよと言われたので、今年からはその枠組み作りを頑張っています。

 

へぎ:売上を上げることは大事だと思うので、そこは評価に値すると思いますよ。マネジメントに関して、今、僕が注力しているのは同じマインドのスタッフを育てることです。僕が大阪に出る気持ち。一方、スタッフが大阪で働きたいという気持ち。それってちょっと覚悟が違うんですよね。今は店長も副店長もいないので、そのポジションを任せられる人を育てたいと思っています。

 

 

>地方出店、オープニングメンバーとの関係作り

 

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