【KUNIメンズラピス】渋谷から最新メンズデザインを発信するMen’s Lapisから「美容師のハサミ」動画レポート。フェードカット実演も必見
コロナ以前からマスクがトレードマーク美容師と言えば、Men’s Lapis(メンズラピス)のKUNI(クニ)さん。リクエストQJのYouTube動画企画【美容師のハサミ】に登場し、愛用のハサミだけでなく、メンズヘアに欠かせないシェーバーとその使用方法を見せてくれました。ナビゲーターのトカジショウタさんによる動画レポート、ぜひご覧ください。
「美容師のハサミ」にフェードカットの達人、登場
トカジ:今日は渋谷の男の子たちをカッコよくしているKUNIさんの登場です。いつもインスタグラムでも拝見しています。攻めたスタイル、綺麗なフェードなどを作っているKUNIさんの道具にフォーカスしてお話を聞かせてください。
KUNI:はい、よろしくお願いします。
KUNI:ウェットシザー、ウェットセニング、ドライカット用2丁、質感を作るシザー、そしてレザーです。
トカジ:トラックスさんをメインに使われているんですね。その理由はなんですか?
KUNI:昔、カッコいいと思っていたんですよ。値段もいい感じだったし、間違いないだろうと思って。それで選んだだけのことなんですけどね。
トカジ: 個人的には、アルファシザーは初めて見ました。どんな特徴があるんですか?
KUNI:カーブシザーになっています。僕の先輩スタイリストが使っていたんです。カッコいい切り方をするなと思ったので、同じハサミを買って真似たのが始まりですね。今は直バサミのように頭の丸みに沿ってキレイに整えるのに使っています。
トカジ:KUNIさんがメンズのお客さんを切っていくにあたって、ハサミ選びの基準を教えてください。
KUNI:まずはしっかり切れることが大前提です。特にメンズはスピード重視でザクザク切っていくのでパワーが必要です。あまり特殊な切り方もしないですし、普通にブラントでスパンスパンと切れるのがいいかなと思っていて。メインシザーは10年くらい使っています。結局、毎日20〜30人切るんだったらパワー重視ですね。
あとセニングも持っていますが、実はあまりセニングを入れていません。メンズばかり切っていますけど、セニングは入れず、レイヤーを入れていくんです。メンズって、すきすぎてしまうと束感がなくなってセットしずらくなるから。セニングを使わないのが僕のカットの特徴なのかなと思います。
フェードカットに欠かせない道具もご紹介
トカジ:続いてKUNIさんのシェーバーも見せていただけますでしょうか?
KUNI:オーソドックスなものしか置いていないのですが、Beret 0.2mmはラインを入れたり、もみあげとか襟足を整えたりするために使っています。Detailerは0.2か0.3mmで、普通に刈る用として使っています。
フェードに使っているこちらのクリッパーは少し改造していまして。本来は0.8mmから1.2mmくらいの刈幅なんですけど、フルで閉じたときにギリギリまで攻められるようにしました。あとスキンフェードに使うシェーバーとアタッチメントがあります。でも僕の場合、フェードを入れるのにアタッチメントを一切使いません。
トカジ:そちらのコームは使わないのですか?
KUNI:最初に使うだけで、他にはもう使わないですね。
トカジ:じゃあ、全て手の感覚だけですか?
KUNI:そうなんです。それが早いんです。最初は下の子たちに教えていくときに、何ミリ使って、と指導していたんですけど、これをやっていたらめっちゃ時間がかかるなと思って。全部一発でいっちゃおうと思ったんです。
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