三科光平さんに聞く!消費の時代にOCEAN TOKYOが流行で終わらない理由を徹底検証。商品開発・幹部育成編【連載企画Vol.1】

 

大流行を収めたものは必ず早々に衰退するとされていますが、その定説を超えて、今年8年目を迎えた『OCEAN TOKYO』。今もなお熱狂的な顧客を獲得し続けています。なぜそこまで支持されるのか。その理由を紐解く連載企画が、全4回でスタート。第1回目は、原宿店代表取締役の三科光平(みしなこうへい)さんをインタビュー。売れ行き絶好調のオリジナル商品『OCEAN TRICO(オーシャントリコ)』シリーズの開発と、幹部育成についてたっぷり語っていただきました。

 


 

OCEAN TOKYOが流行で終わらない理由検証1:

その理由はお客さまとOCEAN TOKYOを繋ぐ商品開発にある?

 

 

群を抜いた品質と使いやすさ。商品からサロンを知る人も

 

オーシャントリコ開発のきっかけは、お客さまが自宅で簡単に使える上質な商品が市販にないと感じていたことです。サロンでの仕上げの“見せ方”に特化したサロン専売品のスタイリング剤は、一般の方には少し使いにくいのかなと感じていました。市販のいろいろなメーカーの商品を試してみても、「もうちょっとこんなテクスチャーだったらいいのに」というようなことが結構あったので、プロ目線で心からおすすめできる商品を作りたかったんです。初心者でも使いやすく、髪にも良い成分を使って、手が届きやすい価格帯の商品開発を目指しました。

 

2016年から展開をスタートして、現在は20種以上あります。最初に出したワックスは”再現性“にとことんこだわり、粘度や艶感などを変えた5種類を発売したのですが、簡単に洗い流せるし、香りも含めた使い心地の良さが特徴です。単体で使えるだけでなく組み合わせても使える処方を目指したので、相性などの計算はすごく大変でしたね。だいたいひとつの商品開発に早くて半年、平均1年はかかります。

 

ヘアスタイルにトレンドがあるように成分にも流行り廃りがあるので、そこも丁寧に追いかけて商品にリニューアルをかけていく必要もあります。新商品を出しつつ既存商品もアップデートさせていくので大変ですが、さらに10〜20品ほど開発したい商品があるんですよ。

 

 

作りたいものと世の中のニーズを擦り合わせるために、サロンワークでお客さまに「どんな商品があったら嬉しい?」と直接聞くこともありますし、SNSの質問コーナーでアンケートを取ったり、ホームページに届いた意見なども参考にしています。ターゲット層の声をすぐに集められることは、僕らの強みのひとつかなと思いますね。

 

商品はロフトやドンキ、ドラッグストアなどに並んでいるので、OCEAN TOKYOを店頭で知ってサロンに来てくれる社会人も増えました。目にする場所が多いというのは、大きな力になります。商品がお風呂場にあるだけでも、「オーシャンに行かなきゃ」と思い出してくれる。商品があることで、サロンを忘れられない環境ができているのかなと思います。

 

>有名アニメや芸能人を起用して、ブランディングを強化

 

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