関西で今勢いのある美容師紹介企画、「関西人気美容師を繋ぐ輪」 。第７回目は、多くのコンテスト受賞歴や業界誌にも多数取り上げられるトップスタイリストが集う枚方市の注目サロン『Oto（オト）』の代表、吉田 雄人さん。「全くレッスンをせず、やる気も湧かなかった」という若手時代から、どのようにして経営者というキャリアを築き上げたのか。学生時代から独立に至るまでのヒストリー、さらには今後の展望まで、一問一答で吉田さんの生き方を徹底解剖します。

【はじめに】

①紹介してもらったコウノさんとの関係は？コウノさんはどんな方ですか？

コンテスト関係で知り合い、同い年ということで意気投合。今は頻繁に連絡を取り合う仲で、コウノさんが独立するときにも色々と相談に乗りました。美容師としては、技術はもちろん撮影も上手。バシッと決め打ちで撮るのではなく、自然な雰囲気の写真を撮るのが上手く、参考にさせてもらっています。

【学生時代～アシスタント】

②美容師になろうと思ったきっかけは？

きっかけは中学２年生の時。初めて美容室に行き、「かっこいいなぁ」と憧れを抱くようになりました。高校はそのまま進学校に行くこととなりましたが、夢を諦めきれずに美容学校へ。親にはかなり反対されましたけどね（笑）

③出身校は？どんな美容学生でしたか？

関西美容専門学校に入学しました。ただそこまで授業に身が入らなくて、「失敗したなぁ…大学に行った方が良かったかも」と不安になりました。バンド活動もしていたので、結局音楽の方に熱を入れていましたね。

④最初に入社したサロンはどんなサロンでしたか？入社した決め手は？

美容に対する熱も冷めていたので就職も適当に決めちゃって…高校生の頃から通っている、家から一番近いサロンに就職しました。営業終了後はレッスンもせずに家にすぐ帰ってました。19時にお店を出て、19時半にはパジャマを着てたくらいです（笑）

⑤美容に対して、スイッチが入った瞬間は？

スイッチが入ったのは、当時の友人たちの存在。友人も同じ美容師で、梅田の人気店で働いていたんです。友人たちは夜遅くまで練習している一方、自分はダラダラとした生活を送っていたんですが、ある日そんな自分に嫌気が差したんです。みんなに負けないようにとレッスンに力を入れ始め、技術の幅が広がっていくことに喜びを感じて、気付けば美容の世界にどっぷり。５年ほどアシスタント生活をしましたが、夜中の２時、３時までレッスンするのが当たり前になっていました。

⑥アシスタント時代の想い出を教えてください。

とにかくアシスタント時代はずっと練習していた記憶ばかりです……。教育環境が整っていた訳じゃなかったので、業界誌を読み漁って美容のトレンドやカット技術など情報を自ら取りに行き、吸収していました。

＞美容師としての強みとは？